15歳の誕生日を迎えて間もなくだった、あの日。



先月、息子は19歳になりました。



あれから4年です・・・。







テレビで目にすることもめっきり減りました。



3/11が近付くと、あちこちで放送し始める。



それにも慣れました。



道路を隔てた隣の地区には

集団移転して来て住宅がかなり増えました。



でも、近くの仮設住宅は今もそのままです。



仙台の中心部を見たら

震災があったなんて想像も出来ないでしょうね。

すっかり元気です。



でも、そこだけじゃ

ダメなんだよね。



ワタシはあの日から

不思議なご縁に導かれてる気がしてなりません。



そう感じる出来事が、なんでかよくあります。



『わすれないで』



『わすれるなよ』



そう言われてるように。



仕事は、正直辛いです。



逃げ出したいです。



でも、そこを最後の最後で

引き留めるもの。



『1軒でも多く・・・』



その想い。


それだけ。



建設関係に携わってるワタシが

何も出来ずに今まで来ている自分を

ちょっとだけ許してあげられる瞬間。

単なる自己満足にかわりはないけど。



自分の関わった家が建って行く過程を想像して

完成したその家に笑顔が溢れてるに違いないと信じて。

ドキドキして、勝手に胸が熱くなる。



石巻に現場が増えた。

南相馬市にもぞくぞくと建っている。



南三陸、女川、気仙沼、亘理

いわきに、相馬、楢葉まで。



完成した家を見ることはないけど

関われた事だけで満足。

救われる、勝手に。



事務所の窓から海岸沿いが見える。

松の木林だったところに

松の木がまばらに・・・見える。



『わすれないで』



『わすれるなよ』




毎日、言われてる気がする。



そんな場所にある事務所

もし次があるのなら・・・

そう考えると震えてしまう。



遮るものは何もない。

盾になるものは何もない。



でも、そんな中でも

生きて行かなければいけない

生きて行くしかない



今日もワタシが出来る事を

続けるだけ



『1軒でも多く・・・』



この想いで。



『音楽で人を幸せに出来るとは思ってはいない

でも

音楽で辛い事を減らしてあげる事はできる』



ある日
ラジオから聞こえて来た言葉で
立ち止まった。



足し算だけじゃいけない

時には

引き算が大きな役割を果たす事もある。



寄り添うって

簡単なようで

難しい。



でも、寄り添わなきゃ。

心だけでも。



わすれないで

まだ、時が止まったままの地があることを。





14時46分

黙祷・・・。