気が付けば、すっかり秋。




昨日ほど、ビールが

味がして美味しく呑めた日があったかな。










息子の病気が発覚してからの1ヶ月。

ほんとに、色々ありました。




でもワタシは

不思議と前向きで

病気と向き合って行くと

強く心に決めていて




沢山のお友達から

心配やら

励ましのメール。

ほんとに嬉しかった。




でも、話すことで

自分勝手だけど

気が楽になって




ほんと

珍しく

前向きでした。




でも・・・




そこから何日か過ぎた頃

もっと目の前が真っ暗になることがあり




その日から

ワタシは今日まで

どうやって生活してきたのか

記憶が曖昧です。




体が覚えていることは

勝手に動いてくれるから

無意識のうちに

なんとなく

毎日を過ごしてきたような




ワタシはだれ?

ここはどこ?




じゃないけど

自分が

息をしてるのかも

わからないほど

『無』のままいた気がします。








息子に新たな怪しい病気の疑いがあり

ワタシは、かなり下まで・・・

崖下まで

突き落とされました。




思えば半年前

『耳の後ろが腫れてる』

そう、聞いていたけど

その時は、深く考えずにいて




本人も痛みも何もないので

そのまま放置したまま

時間だけが過ぎて行きました。




そのしこりが気になりだしたようで

また、ネットで調べてしまい

顔面蒼白でワタシに訴える




『よくない病気かもしれない』




・・・・・・・。




一瞬、目の前が真っ暗になり

頭の中が真っ白になる。




でも、咄嗟に口から出た言葉は

『あんたにどんだけお金かかってると思ってんの?

これから返してもらわなきゃないんだからね!』




息子は苦笑い


ワタシの精一杯の

強がりで

いつもの毒。




本心なんかじゃないよ

でも

そう言って

笑い話にかえなきゃ

その場にいることが出来ないくらい

とてつもなく重苦しい空気でした。




いつもの病院で総合病院への

紹介状を書いてもらおう

そう思い息子を待ち続ける。



息子の帰りを待つ間

病院の待合室で待つ間




苦しくて

苦しくて

吐きそうで。




一緒に診察室に行くつもりでいたのに

『一人で行けるから大丈夫』




そう言って

たった一人で診察室に入って行く息子の背中を見て




大きくなったなぁ・・・と思いながらも

妙に、寂しくて悲しくて。




たった何分かの時間なのに

それはそれは長く感じ

生きた気がしませんでした。






疑われている病名は











『悪性リンパ腫』





・・・・・・。









母を白血病で亡くしているワタシは

遺伝の可能性が高いと

ずっと言われ続けてきて




なんで

ワタシじゃなくて

息子なの?




なんで・・・

なんで・・・




母を恨むとか

そんなことではなく




ワタシのせいだと

やっぱり責める。




ワタシが

子供なんて

産んでなかったら




こんな思いさせなくてよかったのに




ワタシでストップさせていたら

子供や孫やその先の人達に

遺伝なんてしなかったんじゃないの?




ワタシなら

良かったのに

ワタシで

良かったのに




責めることでしか

自分のやり場のない気持ちを

整理することができませんでした。



血液検査で

その病気かどうか

数値でわかるらしく

血を抜かれた息子は

違った意味で顔面蒼白。




検査結果が出る1週間後の予約を取り

病院を後にしました。








そこからのワタシは

一応、家事もこなしてたし

仕事もしてた

はず




でも自分ではよくわからない。

何が何だかわかんない。




抱えきれない




でも

口にして

話してしまうと

現実になりそうで

物凄く恐くて




笑うことを忘れ

眠れず




一日に何度も何度も

深い深いため息をつく




深すぎるため息で

我に返る位

相当深いため息。




音楽さえも

耳に入らなかった。




全く飛び込んでこなかった。




それは息子も同じで

全く音楽を聴かなくなった。




歌は、音楽はすごいと

痛いほどわかる。




でも、それはきっと

ある一線を越えてからの話




その一線を越えるまでが

音楽を耳に

心に届けられるようになるまでが

辛く大変な日々なんだ。




意識して

毎日

お笑いを見るように心がけた。




笑おう

少しでも

明るい気持ちに

笑顔になろう。




そう思って。




それでも

ミスチルのライブ日程にワタシの誕生日が入っていたことや

まゆゆが、シングルの特典で

息子の学校の制服を着てくれることになったことや




そんな中でも

上向きに針が振れる瞬間もあって




だけど

apダイジェストの桜井さんの『よく来たね』は

最後まで聴くことができなくて




桜井さん・・・

ワタシ

桜井さんに

色々あったんじゃない?

大変だったんだろう

って、言ってほしくて

次から次へと

大変なこと背負いこんでる訳じゃないんだよ?




でも、

また

歌ってもらいたい




聴かせてほしい

目の前で




息子が元気でいたら




息子がなんでもなかったら




また会えるのに・・・。










検査の結果が出た昨日

朝から、ソワソワして

ドキドキして

めまいがして、ふらふらで




しっかりしなきゃないのに

ダメダメで




病院が終わるぎりぎりに

息子は学校から帰って来たので

一日中の気疲れで吐き気。

もう、ぼろぼろ・・・。




息子はまた

一人で聞きに行く

と言って

診察室に入りました。




きっと、何もなければ

悪性リンパ腫でなければ

そのまま息子は帰されるはず。




祈るような気持ちで




ワタシを呼びに来ないで




ほんとに祈るような気持ちで

診察室をじっと見ていた時

ドアが開き

看護士さんに呼ばれてしまう。




やっぱりか・・・。




血の気が引いて

ふらつきながら

診察室に入り

座ってる息子の横に並んで立たされた。




覚悟を決めなきゃ




そう思って

破裂しそうな心臓を抑えながら

医師の口が開くのを待っていました。









結果は

悪性リンパ腫ではありませんでした。




数値が全て正常の範囲内で異常なし。

ほっとして深呼吸。




大きな声を出して泣きたかった。

人目も気にせずに

わんわん泣けたらどんなに楽だろう。




ほんと、辛かった。

疑われたままの数日間。




なんとも言えない日々だった。




次から次へと押し寄せてくる不安に

押しつぶされそうになって




それでも、いつもの自分でいなきゃ

子供の前だけでも

いつものがさつで毒づくワタシでいなきゃ




不器用なワタシには

とっても酷なことだったよ、かなり。




帰りの車の中で息子が

『たぶん、大丈夫って

どこかで思ってたよ』

って言うから




『でもね、おばあちゃんは

白血病で亡くなってるんだよ?

もしかしたらって、思うでしょ?』

そうワタシが返すと




『うん・・・

そこは、ずっと気になってた』と。




だけど

母に守られたんだと思って

その疑わしい病気じゃなかったんだから

きっと、守ってくれたんだと思って

感謝したい。






子供が2人いたって

もちろん、1人でも10人でも

いなくなっていい子なんて

一人もいない




親より先にいったらだめだよ

順番守らないと。




両親を失った時の悲しみとは

全く違う心の痛み。




しんどかった・・・。




寝付くために飲んでたビールも

昨日は、ほんとに美味しかった。




『お母さん、まだ深いため息ついてるよ』

娘が言ったけど




これは、安堵の深呼吸。




本人はもっと苦しかったに違いない




病院の帰り

ツタヤに寄ってCDを借り

さっさとご飯食べてお風呂に入り早くに就寝。




当分は、これもまた

経過観察で通院しなきゃないけど

明日から、またいつもの生活。




ありきたりで

つまらなく感じてた毎日でも

全然違う。




あんな風になってほしい

こんな子だったらよかったのに




欲を出したらキリがない




でも

バカでも

部屋が汚くても

足が臭くても

性格悪くても




いいよ

そのまんまで




元気でさえいてくれたら

生きてさえいてくれたら




そのまんまでいい




心から

ほんとに

心の底から思いました。




体操の内村選手が金メダルを取った時

アナウンサーがお母さんに

『息子さんになんて声をかけてあげますか?』

って聞いた時

お母さんは




『生きててくれてるだけでいいです

それだけで幸せです』




そう答えていたのが

今、とっても思い出されます。




深い言葉だなって

思います。




これから

関西への修学旅行もあるし

大好きなmiwaのライブもある




息子にとって楽しみなもの、大事なものが

今、奪われずに

そのまま経験出来ることを

幸せだと思い、感謝したい。







この何日間で

肌もボロボロだし

目も引っ込んで、クマもすごい

浦島太郎のような気分。




でも

例え、

CD返してきてとかパシリになろうとも

車で送迎するとか、しないとか

朝から振り回されようとも

INTERROBANGの引き継ぎ登録が失敗に終わったとしても



こんな、ふつうの

いつも通りの

当たり前の

朝を迎えられたことが

やっぱり嬉しい。



疲れた

ほんと

マジで。




見かねた上司に甘えてお休みしていた仕事

明日から、再開するので

今日は、とにかくゆっくりだらっと

ごろごろしていたいと思います。




また

桜井さんの『よく来たね』

で、号泣する材料がすでに揃ってしまったな。




その前に、お誕生日

祝ってもらえるといいな。








今、目の前にある一つ一つが

当たり前でも

何にも代えられない大事なもので




今日は、今日しかなくて

やっぱり

明日やろう!は、バカ野郎で。




いくつになっても

毎日、毎日

勉強すること

教えられることばかりで




これからもまた

問題は投げかけられるだろうし

答えの出ない難問に

苦しむこともあるだろうけど




崖の下まで一度落ちたんだから

今日は這い上がる途中だとしても

崖の上まで向かえる権利をもらえてるんだもの




目指さないとね、上を。

崖の上を。




大事なものは

すぐそこにある




お金じゃ

絶対

買えないものなんだよ。