家族って。




なんなんだろう。








人生は

予期せぬことが起こる。




昨日まで、ついさっきまで

予想もしてなかったことがね。




それは、ほんと突然やってきて

ワタシの

心の中も

頭の中も

ぐちゃぐちゃにしてくれて。




そして

家族とは・・・。

なんて、

ある意味、とっても考える時間が

出来てしまって。




震災後

あれだけ

言われ




家族の大切さ




思い知ったはずなのにね。











息子が、ある病気で

今、経過観察中です。




生死に関わるものではないようですが

時期を見ての手術は必要なようで




もちろん、進行が早く

悪化するようであれば

すぐにでも。




デリケートな部分の病気なので

女親のワタシは

全く無力です・・・。









ある日の朝

玄関でかばんを背負い

靴を履きながら

動きを止めて

振り返って

後ろにいたワタシに言いました。




『病院に行きたいんだけど・・・。』




『風邪?』

それくらいしか頭を過らなかったけど

返ってきた言葉は

全く、想像もしてない場所で

聞いたこともない病名でした。




何日か前に、違和感を感じ

そこから一人で悶々とした日を過ごしたようです。




そのうち、よくなるかな・・・。

明日には・・・

明日には・・・




そう思って不安なまま過ごしてきたけど

一向に良くならず

ついにはネットで病名を探し出す。




このまま放っておいたら・・・。

その先を読んで

きっと恐くなったんでしょうね。




今、思えば

何日も食欲がなく

あんな遅くまで部活をして帰っても

晩御飯を口にしない日が続きました。




一人で抱え込んで

苦しかったんだろう

そう思うと、辛いです。




そして、

多感な思春期の男の子が

同性である父親に言えず

異性である母親に言わなければいけない状況

その時の、勇気。




息子が学校へ行き

一人になってから泣きました。




女のワタシじゃ

経験もない

情報もない

気の利いた言葉すら発せない。

無力。




その日、一日中

仕事にも身が入らず

気付けば、息子の事ばかり

うわの空。




そして、ついついワタシもネットで調べてしまい

さらに、凹む・・・。




息子が部活を休んで帰って来てから

病院に向かいました。




でも、そこでは

『なんでもない

きっと大丈夫』




図鑑を見せて

『ほら、違うでしょ?』




こんな診察、こんな説明ある?




診察はワタシがいたらいけないと思ったから

待合室で待っていたけど




ほんの数分で終わり

診察室から出てきて

こう言われたと言いました。




図鑑は、ほんの一例じゃないの?

あの、やぶ医者。




あんな医者の言葉でも

息子は、少しほっとした様子で

ごはんもしっかり食べ

早々と眠りにつきました。

眠れてなかったんだと思います。




でも、ワタシの不安は全く消えず

あの医者を信じて

このままいたら

早期発見の意味はどこにもなくなる




セカンドオピニオン。

違う病院で診てもらおう。




そう思い

ネットで探し

評判とか、口コミとか色々調べて

行ってきました。




診察室から

半笑いで出てきた息子を見て




『なに?大丈夫だったの?

どうだったの?』

ドキドキしながら聞くと




『やっぱり、疑ってた病気だった。』

と。




心のどこかで

あのやぶ医者の診察が

ほんとであって欲しい

って、思いたい自分もいたけど

やっぱりか。




どうして、こうなったか

これからどうすればいいか

説明は一通り受けたみたいで




ある意味、息子はすっきりしていました。

吹っ切れてる気がしました。




だから、ワタシも前向きに。

向き合って。

がんばる。

しっかりしなきゃ。

うん・・・。







自分の耳に入らないからと言って

毎日、平穏無事に過ごしてると思ったら大間違い。




相談しても、役にも立たない

気の利いたことも言えない

何もしてくれない

いつものこと。




いつも

いつも

こうだと

相談することすらやめてしまう。




自分で悩んで

抱えて

考えて

動いて




今までも、そうやって

いっぱいいっぱい

解決してきた。

一人で。




周りにいる友達の方が

ずっと力になるし頼りになる。




話すだけ無駄。

そんな人。




でも今回のことは

隠して、言わずに解決できることではないので

相談ではなく

ちょっと言わせてもらいました。




ワタシに打ち明けなければなかった

息子の気持ち

よく考えろと。




子供に関心がなさ過ぎて

どんどん溝は深まるばかり。




働いてくれてることは

もちろん、一番大事で

感謝してるし、有難いと思う。

それは、子供にも言い聞かせてる。




でも、それを

それだけで父親の仕事は

役目は全てではない。




母親とは違う

男同士の何かが・・・

あるはずなのに。




息子だって

ほんとは

頼りたいはずなのに




不憫で

かわいそうで




面倒なことには背を向けて

見て見ぬふり

忙しいと言えば

何もかも免除してもらえると思う

甘えた考え。




よその家庭なら

夫婦で相談することも

家族会議して決めることも

いつも一人でやってきた。




結果、こんな様。

ワタシのせいでもある。




黙って聞いてたけど

ちゃんと届いているのか

響いているのか

それすらもわかんない。




こんな家族になりたかったわけじゃない

こんな家族を作りたかったわけじゃない




ワタシは、死ねない




子供達を

残して

絶対死ねない




いつもいつも

強く強く

思う。




今さら、出来てしまった溝が

簡単に埋まるはずはない




でも

これ以上深くならないようにすることは

出来るはず。




子供からなんて歩み寄れないんだから。




『○○(旦那)は仕事が忙しくて仕方ないんだから

あんたが、他の事はちゃんとやりなさい』




義母の口癖・・・。




こんなバカな親子にならないように

ワタシはしっかり子供達を見守りたい。










震災から一年半・・・。




しぃのブログ




震災で児童74人の死者、行方不明者を出した

石巻の大川小学校。




ワタシの友達のご親戚家族も

ここへ避難して津波に巻き込まれてしまいました。

まだ生まれたばかりの命だったのに。


同校へ通っていた我が子を失った母親8人が

絵本を出版され




子供達が逃げようとしたとされる小高い川堤に

震災後植えたひまわりの成長と

亡き子供の姿を重ねたストーリーなのだそうです。




帯に書かれた

『もう、泣かないからね・・・・・・

やくそくできない   やくそくだけど』




これだけで、涙が止まりませんでした。




ワタシは、失っていません。

それでも息子が病気になった時

ほんとに、目の前が真っ暗で

悪い方に考えることしか出来ませんでした。




いつまでも

本を読んであげられるなんて

当たり前なんかじゃない




喧嘩出来るのも

元気で生きていてくれるから




当たり前の事なんて

一個もないんだから




夏休みの三者面談で

息子のいいところも、悪いところも

包み隠さず担任の先生は話してくれて




それを聞いて

ワタシは、少し嬉しかった。




家では、好き放題して

自分勝手で




いつから、こんな性格悪くなっちゃったんだろう

昔は、とっても優しい子だったのに




いつも思ってたけど




何も変わってはいなかった。

外での姿は

小さい時のまま、変わっていなくて

嬉しかった・・・とっても。




あの子も、ワタシと同じ

甘え下手。

わがままに捉えがちだけど

あの子なりの甘え方なんだと。




子供が変わったんじゃなくて

ワタシが色んな眼鏡で見過ぎていた。




曇った見えにくい眼鏡で。




せめて、高校を卒業するまでは・・・

いつも父に手を合わせてお願いしてるワタシ。




でも、成人式も見たい

結婚式も出席したい

孫も抱かせてもらいたい




やっぱり

ずっと

ずっと




遠くからでいいから

見守っていたい




成長を見届けたい




どんどん欲深くなるけど

少しでも・・・

と、思います。









行方不明の方もまだまだいて

身元が確認されてない方もかなりいます。




見付からない我が子を

どこかで育ててもらってるのかも

そう思いたいお母さんの記事を読んで

胸が張り裂けそうでした。





いない

しんだ

は、違うと・・・。




一日も早く

そう願い、祈ることしか出来ないけど

せめて、大好きな大切な

ご家族の元へ

帰られる日が来るように手を合わせます。




ひまわりのおか

の印税は

行方不明の児童4人の捜索活動や

支援活動費に充てられるそうです。




何も出来ないと思っているワタシタチにも

まだ出来ることって

たくさんあるんですよね。




この本を手に取って

読んで下さる方が

少しでも増えてくれたら・・・。

そう思います。







息子の病気がきっかけで

色々考えさせられました。




そして、気付けたことも沢山あります。

この経験を無駄にしないように

良い方向へ向かえるように




ワタシも、また

宿題を与えられてしまったので




頭を抱えながらも

正解を出せるように

その時は

笑って

心から笑っていられるように




心の机に向かいたいと思います。




逃げるんじゃなくて

立ち向かう為に。




いつか

ワタシの目の前にも

ひまわりのおかが

広がるように。





14時46分

黙祷・・・。