もう、こんなに経ったんだ・・・。

今日は、5月11日

あれから2ヶ月



殆ど寝てない

一晩中ただただ、ボーっとしていた気がする



朝から緊急地震速報

飛び起きてテレビをつける

いつものパターン



でも揺れはない

震源地も違う



いつもなら

『また違う!心臓に悪いよ~!』

って、ぶつぶつ言うと思う



でも今日は

『良かった、揺れなくて』

そう思えた





昨日は、泣いた

堪えきれずに泣いた

泣きまくった



この2ヶ月、私は何をしてた?

何か、変われた?



後ばかり、振り返ってたんじゃない?

愚痴ばっかり、こぼしてたんじゃない?



甘いんだよ・・・ほんとに

情けないほどに・・・。





基本、私は家で仕事をしている

職場へ行き、仕事を持ち帰り家で仕事する



昨日の朝も、職場へ行った



いつも通りに上司とあれこれ話す

上司が私の腕のパワーストーンのブレスを見て

『あら、魔よけ?』と言った



『ほんと去年から、何もいいことなくて』

苦笑いしながら、そう答えた



上司は言った

『何もいいことないなんて、言わないで・・・』

顔が曇る



『ここで働く人でね、まだ連絡が取れてない人がいるのよ・・・』



え?・・・・・・。

驚きで、言葉が出ない

言葉よりも先に、涙がぼろぼろこぼれた



『私のせいなの・・・私がもっと引き止めてたら・・・』

そう言って上司も涙を流した




あの地震の日

何時に行けばいいですか?って、職場に電話があった

午前は立て込んでて応対できないから

午後2時にしてねって言って電話を切る



時間通りに、その方はやってきて

次の仕事を持って自宅へ戻って行った



『私が、津波に向かって帰らせてしまったの』

そう、自分を責めていた



もう少し、話を引き伸ばしてたら

違う時間に約束していたら

ずっと責めている



何度電話しても、応答がない

繋がらないんじゃなくて、音すら鳴らない・・・。





誰のせいでもないよ

誰かのせいじゃ、ないんだよ・・・。





夢を見たらしい



受け取った仕事を終わらせて持って来た

その方の



いつも使ってる出入り口に

いつも通りに立っていたって



『挨拶に来たのかなと思ってる・・・。

ごめんね、こんな話しして

みんなにも話してないんだけど』

そう言って、また涙を流す




私は霊感は全くない

でも、変な勘はある・・・。

テレパシーのようなもの

予知夢を見ることもあって

だから、この夢の話はその通りだと感じた



誰にも言えずにいたこと

こんなベテランでもない私に話してくれたこと

なんか感じるものがあったのかな・・・。

不思議な気持ちだった




そして、長いことお世話になった会社に

上司にお別れに来たんじゃないかって

そう思う




私の大先輩

仕事も人生においても



でもいつも優しい笑顔で声かけてくれた

ベテランさんなのに、とっても気さくで裏表なくて

車ですれ違っても気付いて挨拶してくれた



お姑さんの世話があるから

なかなか仕事の量は増やせないけど

仕事してる方が気が楽なのよ~

そう言って笑ってる顔が思い出される



その笑顔が、浮かんで・・・ずっと浮かんで消えない



場所も気にせずに泣いてしまった

堪えきれずに、人目も気にせず

2人で泣いてしまった



自宅への帰り道

1人、車の中

声を出して泣いてしまった



どんなに泣いても涙はかれなくて

いくらでも流れてきて

一度、落ち着いて乾いても

また思い出したように流れてきて



身近な人を亡くすって

こんなに辛く悲しい事なんだって

どうにもできない想いがどんどん溢れてきて

やりきれないんだって

思い知る



嘘であって欲しい

まだ、そう思う





行方不明になってる身内の方の遺体を確認しないと

死を受け止められない

前に進めない

気持ちの整理がつかない

遺族の方々はそう言う



その気持ちが、わかった

職場の先輩でも、そう思う



ご家族や大切な人を失った人たちに

私は、心のこもった言葉をかけてきたんだろうか



きっと、出来てなかったに違いない



在り来たりな言葉で

薄っぺらい言葉で

激励したつもりになってただけなのかもしれない



深い悲しみをわかってあげることをしなかった

その人の立場になって考えてあげられなかった

簡単な言葉で片付けてしまっていた

きっと、そうだったんだ・・・。



そんな事があった事も知らずに

ただ、ダラダラ過ごしていたなんて・・・。

自分がまた嫌になる



朝から一日、何も手につかなかった

頭から離れなかった

ずっとずっと浮かんでくるのは

彼女の笑った顔だけ




何もいいことがない

なんて、もう言わない



命があること



こんな、いいことない

これ以上のことなんてない



頑張りたくないって思っていた

でも、頑張る

頑張らなきゃ



必死で頑張る

子育ても仕事も



そして




頑張って生きる





うちのベランダからは職場が見える

あの駐車場で

職場の中で

いつも笑顔で声をかけてくれた彼女の事

忘れずにいる



その人を思い出す

その人の話をする

それも立派な供養



絶対、忘れずにいる









14時46分

黙祷・・・。