10日目の朝を迎えた。
今、こんな事をしてる場合ではないのかもしれない。
でも忘れちゃいけない。
覚えていないといけない。
毎日起こる事を、現実を受止め絶対忘れないようにしたいから・・・。
布団の中から見える風景はいつもと変わらない。
リビングの窓から見える景色は
目の前の川に津波の跡があることと、
近くの広場が各地の消防隊の拠点になっていて沢山のテントが張られてる事以外何も・・・。
ベランダから身を乗り出してみる。
コンビナート火災はすでに鎮火していてもう物凄い煙は見えない。
車も少ない
ヘリと緊急車両以外、ほんとに少ない。
私は恵まれているんだ。
家にいれるのだから。
まだ不自由な生活とはいえ、少しずつでも食べる事も出来ている。
余震の度にドキドキして目が覚めるけれど布団で横になることも出来る。
子供達も今のところ元気にしている。
何より
生きているんだから
これ以上、何もない。
これ以上の幸せはないはず。
多くの犠牲者の方がいる中で、私は生かされている。
全然、人の役に立つようなデキタ人間でもない。
取り得もなければ手に職もない。
若くもない。
もっと世の中の役に立てた人がいたであろう・・・。
人生これからの若い人たち、子供たち、赤ちゃん・・・。
その中で生かされている私に何が出来るんだろう。
何も出来ない自分が情けない
悔しい
腹立たしい
でも元気でいようと思う
少しでも動ける人間は元気でいなきゃ
きっと誰かの役に立てるときがある。
手助けできるときがくる。
そう思えるから元気でいようと思う。