沖縄では、旧暦の12月24日にヒノカンのフトチ(掃除)をしたら


旧暦の1月1日に家のヒノカンに線香を12本と3本立てます。

(24本立てる方もいます)


その前に準備するものは?

ヒノカンの前に、赤い紙、黄色い紙、白い紙を3組置いて、

(大抵どこのスーパーにあります)

その上に小さな鏡餅を両脇に2個置いて、シークワーサー(みかん)を乗せてお正月を迎えるしきたりがあります。

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なぜ3つの色の紙を置くかって?

その理由は、今年もヒノカンの神さまである

竜宮神(龍宮神は黄色)ウブガーの神さま(カー神は赤)村のヒノカンの神さま(白)をお迎えする準備をしていますのでよろしくお願いします。

と言う事を伝えるためです。


それをしないと、毎年、正月5日後に

村のヒノカンや竜宮神、ウブガーへの拝みが必要になって来ます。


赤い紙、黄色い紙、白い紙をするとスムーズに神々をお迎えできるのです。

(ユタや村々の神々、ヌンドゥンチなどのハチウクシーは、2日以降から行われますが

一般家庭は、1月1日にお線香を立てるのが普通です。


沖縄では、お正月でもお宮さんへ行って初詣をする習わしは殆ど無かった

では、そのお願い事はどこでしていたのか?


床の間の神様

ご先祖のお仏壇

家のヒノカンにお願い事は全て行なっていました。


その代表的な行事が

ハチウガン(健康願い)と言う儀式ですね。


ハチウガンとは、沖縄の言葉ですが

今年の初めての願い事をすると言う意味です。


その年の干支にあたる人たちは必ずやりましょう。


その年の干支の人の健康願いを込めて、

家のヒノカン(火の神様)の前に

お米をお皿に入れて(お米は線香を立てて健康祈願をした後に祝い米として、その干支の人の頭に3~5粒頭に乗せます)

ご馳走(沖縄料理の7品を各1個ずつ)を作って供えます。

 12本と3本の線香を香炉に立てて行いますが


その時に


  同じ干支の人が健康祈願を行なってはいけない。


  自分の健康祈願を自分で行ってはいけない。


と言う決まりがあります。   守って下さいね。

干支の違う、他の家族の方へお願いをして下さいね。


  もしも頼む方がいない時は、

ヒノカンの前に、

500円のお金を置いて行なって下さい。

そのお金は自分以外の人に使ってもらって下さい。

財布にも入れないで下さいね。


そして、その年の干支のハチウガンが終わった翌日から、

他の干支の家族のみんなの健康祈願を行います。

そのやり方は、

暦の干支に従って、家族でその干支が当たった日に行います。

(午の日に、家族の午年生まれの人の健康祈願をすると言うように)


その時に準備するものは?

(その年の干支に当たらない家族の健康祈願の仕方です)

いつも入れる沖縄の重箱の7品を一個ずつか

おでん、お菓子、ポークと玉子焼きでも良い

その物は、なるべく四角に切ったものにして下さいね。


これをヒノカンの前に置いて、線香を立てて1年の健康祈願を行います。

沖縄では、おかず類の食べ物は普段はヒノカンには供えないが健康祈願の時だけ供えます。


  上記の食べ物は貴方がいつもお願いしている

毎年、ヒノカンの左神の方が頂きます。

殆どの方が新人さんです。

その方は、健康祈願の時だけ、人間と同じ物が食べられるそうです。


明日は旧暦の

1月16日のやり方をお話しします。

(字の大きさの調整が出来ない、なぜ?)




目には見えない世界の研究者


人類を救う最後の砦の本著者

        龍晶蓮(マミー)