~ からだを動かすことが好き ~
子供のころは三原の田舎で育ちました。山やミカン畑。海で泳いだり、釣りをしたりと、自然の環境の中で育つ。今でも、自然の中で遊ぶことが好きで、「子供の育つ環境にも自然は欠かせない」という思いも、このころの自分の体験が大きく関係していると思います。
~ スポーツのけがで治療へ ~
小、中と野球をし、高校では陸上のハンマー投げを経験。それらのスポーツでのけがで、いろいろな病院や治療院へ行きました。どこへ行っても、いいと思えるところには巡り合えず、とりあえず行っているという感じで、自分に合った治療院を探していました。そんな時、ある治療院を紹介され、そこの先生に感銘を受けたことがきっかけで、人のからだに携わる仕事に。
~ お師匠さんとの出会い ~
紹介された治療院は、今まで見てきた治療院とはまったく違い、驚きの連続でした。とても広い院内は、たくさんの患者さんでごった返していて、待ち時間1、2時間は当たり前。とても活気に満ちていました。また、先生の治療が面白く。重症そうな患者さんも、パッパっと治療しただけで、すっと立ってスタスタ歩いて帰っていく。時には、救急車で運ばれてくる人もいて、救急隊員に担ぎ込まれ、先生の治療を受けると、簡単に歩けるようになって喜んで帰って行くということもありました。
~ 不思議好き高校生 ~
「超能力でもあるんじゃないか?」治療に行くたび、僕はワクワクして先生の施術を見ていました。その頃の僕は、テレビのUFO番組や、マジシャンのMr.マリックみたいな、“不思議なもの”にすごくひかれていたので、そこの治療院での待ち時間は、実際のマジックショーを見るような感覚。僕にとってたまらなく楽しい時間でした。「不思議だ!やっぱりあれは、超能力なのか?」「俺もあんなマジシャンみたいな超能力を手に入れたい!」「超能力で、みんなを驚かせたい」そんなことを考えていました。「不思議」「驚き」これが僕にとって、キーワードでした。目立つことや、人を笑わせたりすることが好きで、普段からふざけたことをやって笑いを取ろうとしたり、学校の行事のステージで変装したりと、今以上に自分売りにがんばっていたと思います。
~ 名古屋へ ~
治療を真剣に見ていたせいか?そんな僕が珍しかったせいか?先生から「接骨院の先生になってみんか?」と誘われるようになり、結果、接骨院の先生になることに。
はじめは、断り続けていました。「正直、超能力は手に入れたいが(笑)、もっと華やかな仕事に就きたい」と思っていた僕にとって、接骨院はとても地味なイメージ。あの時「接骨院の先生って結婚できるんですか?」と、失礼な質問をしたことを覚えています。そして、勉強と資格を取るため、名古屋へ行くことに。
~ 学生から社会人に ~
名古屋では、朝から昼まで学校。昼から深夜まで、近くの接骨院で見習い兼仕事の日々でした。見習いに行かせていただいた接骨院の先生には、とても大切にしていただきました。「ここに入ったらもう学生ではない。一社会人として生きなさい」と、仕事の厳しさを叩き込まれました。そして3年を経て学校を卒業し、国家資格合格の後、地元のお師匠さんの接骨院に戻り、8年間勤務させていただきました。お師匠さんからは、「初心忘るべからず」「いつも疑問を持ちながら治療にあたりなさい」と、治療の心構え、技術を教わりました。
~ その人その人に合った施術 ~
そのころから、先生が勉強されていたカイロプラクティックのセミナーに通いはじめる。カイロプラクティックにも、さまざまなテクニックがあり、なかなかピンとくるものに出会えないでいたが、いろいろ受けていくうちに、運動生理学にあたるAKというものに出会う。AKは、マニュアル通りのお決まり決まったテクニックではなく、その人その人にあった原因を探し出すという、まさに僕が求めていたものだった。からだのつながりがわかるところが面白く、すぐにのめりこんでいった。とても勉強量が多く、挫折する人、うまく使いこなせない人が多いといわれるテクニックだったが、お師匠さんにもサポートいただいたおかげで、少しずつ理解していきました。その頃は、「早くスゴ腕になりたい」「人から”先生すごい”と言われたい」「自分の技術で多くの人を感動させ、喜ばせたい」という、”俺が俺が”的な気持ちが強かった時期です。
~ 広島で整骨院 開院 ~
地元での8年間の見習い、勤務を経て、平成16年8月にみどりい整骨院を開院。「薬や手術ばかりに頼らなくてもからだはもっとよくなっていく。からだの素晴らしさ。手当ての素晴らしさを多くの人に提供していきたい」ということを目標に、広島の地ではじめることに。
~ 保険診療から自費診療へ ~
保険診療は、料金が低い反面、施術時間が短く、治療個所も限られ、なかなか理想の施術ができない。また保険診療では、数をこなすことが大切で、なかなかお一人お一人と向き合った施術ができず、僕自身の気持ちがすり減っていくようになりました。料金が安いと、患者さんの意識も、施術する僕たちの意識も下がりやすく、お互い依存の関係になりやすい。また自分が学んだこと、経験してきたことが、出しきれないでいた。
そのころから、「自分の家族や大切な友人だったら、どんな施術をするだろ?」と、自分へ問いかけをはじめ、もっと、「からだの素晴らしさや、からだの面白さを提供したい」「“本当の健康”の素晴らしさを、提供したい」「お一人お一人と向き合った施術がしたい」「依存の関係よりも、お互い自立した関係に近づきたい」「健康意識を高めたいという人を増やしたい」「家族や大切な友人にしたいと思う施術を、みなさんに提供したい」「部分的ではなく、からだのつながりを大切にした施術がしたい」「クライアントさんのからだの状態をきちんと説明したい」という思いが強まり、その思いを実現するためには、健康保険だけではできないと判断し、自費診療を取り入れることにしました。
~ 子育て マクロビオティック ~
子供が生まれたことをきっかけに、「子供にとって大切な環境」ということを考えるようになり、環境ホルモンなどのからだを害するものの情報を集め、また自然食や自然食療法などに興味を持ち、マクロビオティック(自然食療法)の基礎コースに通う。マクロビオティックでは、人間本来の持っているからだの強さや、自然や植物の強さを知ることができた。
~ コーチング ~
施術をしながら少しずつ、マイナスからゼロを目指す施術に疑問を持ち始める。また、「スタッフや人材育成」「人と人とのコミュニケーション」「からだと心の関係と意識について」興味を持ち始め、コーチングを学ぶ。
コーチングでは、頭で考えていることと、自分のからだで感じていることは違うということに気づかされる。まずは自分自身とのコミュニケーションが大切だと知った。また、人とのコミュニケーションでは仕事だけでなく、夫婦の関係と、子供との関係にとても活かされ、家族のコミュニケーションの大切さを実感した。
そして、上から教える「ティーチング」ではなく、その人の持っている答えを引き出す「コーチ」になりたいという気持ちが生まれる。ここから、「自分らしさ」や、「その人らしさ」ということが、テーマになる。
このころから、僕が”引っ張る”のではなく、その人の気持ちを”引き出し”たり、その人が改善しようとすることを、サポートするスタンスに変えていきたいと思うようになっていきます。
~ 赤ちゃんと子供のからだ ~
赤ちゃんや子供の脳の発達には、からだの使い方や環境が大きく関係していて、子供の保育園選びでは、シュタイナーやモンテッソーリなど、いろんな素敵な教育を知る。その中で、からだの使い方と脳の関係を主体にした、斎藤公子氏のさくらんぼ保育に魅かれ、子供も入園を決める。そこで僕自身も学ばせてもらうことも多く、それが施術にも影響していった。
さくらんぼ保育でのリズム体操は、僕がカイロプラクティックで学んできた、からだと脳の関係が体現されていてとても驚いた。「保育が医療になっている」と思った。
これまでも「赤ちゃんセミナー」を開催してきて、赤ちゃんや子供の「その子らしさ」を存分に発揮できるための、からだづくりや、発育につながるサポートをこれからもしていきたいと強く思うようになる。また、妊婦さんや、産後のお母さんたちのからだのサポートも含め、育てやすい情報を提供していくことも。
~ からだで実験 ~
僕は、健康オタクで、本当にいいものを探すため、自分の体で実験することが好きで、デトックスやプチ断食、瞑想。からだの使い方として、古武術や、またヨガも好きで少し生徒として体験しました。足助体操という非常に地味な動きの体操もとりいれたり。歩き方や姿勢など、自分のからだで研究することが面白く、そこから施術に活かされることもたくさんあります。また、そういった経験を「健康の近道」の情報として、提供していきたいと思っています。
~ 自分らしさ、その人らしさ ~
こどものころ、母親が悩んでいたり、疲れているとき、僕が話を聞いてあげることで「なんか元気になった」と、喜んでくれていたことが、自分にとって楽しいことだったということに気が付きました。この自分の好きなことも増やしていくために、これからはからだだけでなく、自分が学んできた、コーチングも活かした仕事もしていきたいという夢がありあます。もっと、人と向き合っていきたいし、その人の持っているよさを引き出すことに携わっていきたい。「この人はどんなことを感じ、どんな夢があるんだろう?」そんなことを、話をして触れてみたい。そんなサポートができると楽しさがより広がると思っています。
「自分らしさ」「その人らしさ」が、自分のテーマになっていて、今はそれを、からだの施術などを通して、サポートしていくことを目標にしています。