2013.5.22(水)定例能に行ってきました。
イメージ 1「素袍落」は和泉流重鎮が3人揃いで、そのせいか誰も飛び出さず、とても上品で、上品であるほど主人がいやらしく見えてました。それにしても水が流れるような凄くあっさりとした素袍落でした。
「項羽」は表情豊だったです。ワキがきびきびし、前シテがゆったりと、後シテはスケール大きく、とても判りやすかったです。後シテ、ツレがとても役らしくて、特に項羽の勇猛さが最後まで感じられて良かったと思います。
 
この後、茂山千作の訃報を聞きました。愛嬌のある、唯一無二の個性で、狂言そのものの人だっただけに、後に代わる者がいないということは極めて残念です。