5月普及能(2013.5.11)イメージ 1
馬場先生の久々の登場です。田村麻呂の風貌から、清水寺、鈴鹿御前との関係の話を聞かせていただきました。
左近三郎は殺生の穢れに対する僧侶と漁師の問答が主体ですが、僧に魚食や妻帯を脅しではあっても認めさせるのはそういうことがやはり常だったからでしょう。10分ほどの短い狂言ですが、普及能や能が大曲の場合、狂言が短いものになります。
田村は田村麻呂の鬼退治で荒々しいかというと、本体は清水寺縁起で荒々しいのは短い後シテでほとんどの時間を占める前シテは霊験能ということでちょっと残念でした。ワキの演者の足が悪いようで立ち座りのタイミングがずれるのは演出した方がいいですね。
 
 
 
 
イメージ 2イメージ 3中庭の植木は茂りきりました。