「防災をどこまで想定する?」
これまでは防災備品の中でも
とりわけ重要度の高い
「First Aidキット」の中身について
具体的に書き出してみました。
ではなぜ
「First Aidキット」が
それほどまでに
重要なのでしょうか?
それは災害時において
救助の手が自分達のところまで届くまで
生き延びられるか否かの最後の一線が
「医薬品の有無」
「医療品の有無」
だったりするというのがひとつ。
もうひとつは、
これらの医療品、
特に「医薬品」については
「自分で作り出す事ができない」
というのが最大の理由です。
当初ひとつのポーチであったものを
用途別に3つのポーチに増やしたのも
「医薬品の有無が命に関わる」
と判断してのことでした。
考えてもみてください。
災害時において
真っ先に必要となるもの、
すなわち
1.寒暖や瓦礫の破片から身を守るための「衣」
2.体力の補充に欠かせない「食」
3.雨露をしのぎ睡眠を確保するための「住」
これらが絶対不可欠であることに
異論はないと思います。
そして、
この「衣食住」に関しては、
災害において真っ先に
確保するべきものとして、
各自治体もそれぞれの出来る範囲で
対策を行っており、
同様に各家庭や職場でも
最低限の備蓄を
確保していると思われます。
それゆえに
都市部(特に大都市)に限るなら
「衣食住」の地域備蓄については
ある程度は
楽観視することができると考えます。
(あくまで一般論です)
しかし、
医療品・医薬品の場合はどうでしょうか?
治療を受けられるような
避難所に辿り着くまでは、
手持ちの医療品・医薬品が
唯一の頼りとなります。
また、
医療センターのある
避難場所まで辿り着けたとしても、
災害時においては、
緊急性の高い重傷者を優先して
救急医療を行う事になりますので、
比較的軽症の人や持病持ちの人は
どうしても後回しになります。
たとえ見た目がどれほど派手な
大怪我であったとしても
現場で治療にあたる医者や看護師が
「緊急性が高くない」と判断すれば
そのまま待たされることになるでしょう。
「どれだけ自力で怪我や病気、
崩れた体調などに対処できるか」
これは、
非常時・災害時においては
冗談ではなく
「生死の分かれ目」になると
私は強く考えています。