BABYMETAL World Tour 2018 ・10月29日の神戸ワールド記念ホールに参戦。
神戸ではオープニングアクトはSabatonという、なんと豪華な。それも19時の開演予定時刻ピッタリに始るとは。
ただ、曲目から途中のMCやら、アドリブみたいに思えたメンバー紹介中の小ネタまで、日曜日にさいアリで見たまんまだった。
ノリで適当にやってるように見せて、実はしっかりとシナリオを作り込んでるのだな。
まんま使い回すのもどうかと思うが、ウォーメタルなステージパフォーマンスを貫くには入念な準備がいるのだと、Sabatonは教えてくれた。
当然だがサイアリと同じく45分で終了。
そして20:08、BABYMETAL降臨。
ここ2回のライブを観た限りでは、神戸までやって来るほどではなかったかもという思いがあった。
しかし始まってみると、今日のライブはここ数日の幕張、さいアリと続いたライブの中ではベストパフォーマンスだった。それも圧倒的に。
まずドラムが抜群だった。
あのツーバスの破壊力は、おそらく今日のドラムは青山神。
それだけで全体のパフォーマンスのバランスがこうまで整うのかと、ドラムという楽器のバンドへの影響の大きさを知り、目からウロコの思いであった。
日曜日に少し出しづらそうだったSU-METALの声も、今日は良くなっているように聴こえた。
SU-METAL自身も調子がいいのか、気分がいいのか、途中のマイクが少し長めで、言葉もより観客に寄り添っている感じがした。
でも頼むから無理はしないでね。ライブがあったら、やるしかないんだけれど。
先週の幕張とは一曲くらいは変えてくるかなと思ったが、曲目は全くいっしょだった。
それでも、全然違うライブを観ているかの様。
先週はなにが悪くて、今日はなにが良くてということではなく、先週は先週、今日は今日という、ただそれだけのこと。それがライブだと思っている。だから演者には苦悩も歓喜もあり、観客にもそれがある。
『GJ!』ではMOA-METALがセンターに立ち、くるくると表情を変えながら歌って踊る。でも基本はニッコニコ。
それを見るだけで、こっちもホンワカした気持ちになれた。
いつまでもとはいかないだろうけど、もう少しだけMOA-METALとして笑っている姿を見ていたいなと思う。
個人的には『メギツネ』こそ、『ギミチョコ』以上にカワイイとメタルの融合を果たしている曲だと思っている。
SU-METALの天才性を最前面に出そうとする今のBABYMETALにおいて、それでも『メギツネ』がセットリストにあることが、とても嬉しい。
そして荘厳とも聴こえるキーボードからはじまる『KARATE』。
「悲しくなって 立ち上がれなくなっても 走れ」という歌詞が、そのまま今のBABYMETALに突き刺さるが如く。
今までは間奏部分で打ち倒れた3人だが、まず立ち上がったSU-METALの手を借りながらYUI-METALとMOA-METALが立ち上がり、肩を支え合いながら進むというシーンを、今はSU-METALもMOA-METALも(それとChosen Sevenのひとりも)、己の力で立ち上がる。
それが切なくもあるが、前進した姿なのかもしれないと映る。
そのまま『Rord of Resistance』から『THE ONE』というエンディングへの黄金パターンを経て、1時間ちょっとのライブは終演した。
今日も短いといえばそうなのだが、不思議と気分は高揚し満ち足りた気分だった。
やはり今日のパフォーマンスには、神がかったなにかがあったのだと思う。
数日前と今日とで同じ演目でも、その質はちょっとしたことでガラリと変わる。ライブの魔法が今日のステージのすべてと言えるかもしれない。ステージ前にはカメラクレーンがあったし、今日のパフォーマンスなら映像作品化された時は手元に置いておきたいと強く思った。