↑●チェット・ベイカー タイムアフタータイム
ウェストコースト・ジャズサウンドの中心者でもあるチェット・ベイカー。
それは、どの様な音楽でしょうか?
ウェストコーストとは、米国の西海岸。
つまりカリフォルニアの事です。
そこはさんさんと降り注ぐ明るく健康的な太陽の光。
っで、映画産業の中心でもあるウェストコースト。
ココが重要なポイントです。
歴史背景として、
第二次世界大戦の終焉後、米国は不況に見舞われます。
そこで、仕事を失ったジャズ演奏者は、
映画産業が中心でもある西へサウンドトラックという仕事のために、
次々と東から西へ移動をするのです。
(いわゆるニューヨークからロサンゼルスです)
そして、
仕事の余暇としてロサンゼルス郊外の「ライトハウス」を中心としたクラブで、
夜な夜なジャムセッションに興じる事になる。
そこでは、
力量あるジャスアーティスト達が、セッションやアンサンブルを試み、
乾いた明るい風土にも心躍り、独自のスタイルが出来上がったというわけです。
ところで、
チェットベイカーのボーカルは、ある意味「ヘタウマ」です。
肺活量があるトランぺッターが歌うわけなので力強く歌えるはずですが、中性的な歌声。
このボッソっとした歌唱法が世間に受け入れられ、クールな雰囲気になるのです。
この歌唱法が、後のボサノバの原点になったといわれているのですよ。
余談ですが、
同じトランぺッターのルイアームストロングは、体力に自信が無くなり、ボーカリストとして活動を始めたと言われてます。
チェットベイカーとは相反して、力強く、ハマるとハマる歌声ですよね。
余談2ですが、
ジャズ通になる方法として、好きな楽器から入るという事があります。
ベースとかドラムとか、リズム隊から選ぶと難しいので(笑)、
ピアノ、サックス、トランペット、ギター、ヴィブラフォン、など、
その辺りから選ぶと良いかもですよ。
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↑こちらがクリスボッティ、
グッドモーニングハートエイクは良いよね。
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(以下、別の話題です)
↑●インドサウンド風にアレンジされた、デヴィッドボウイのレッツダンス
インドのサウンドの特徴として、発声方法があります。
声を一つの楽器として位置づける事。
そして、「和音」が存在せず、したがってハモル事はしません。
この事は、日本の和の音楽にも共通した点です。
リズム的な特徴としては・
リズムの最後が、次のリズムの出発点という感覚があります。
それは、
スコットランドのケルト音楽とも共通した点です。
エンヤの音楽がそんな感じですよね。
リズムが循環していて、エンドレスな雰囲気です。
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■ ■・・・・YOUTUBE仮置き場・・
↑坂本龍一さんの戦メリ講座
↑細野晴臣さんのベース講座
↑高橋幸宏さんのドラム講座
↑YMOの3人でグルーヴ感の無い音楽の追求編
↑テクノデリック
↑灯(YMO)細野さんのベースギター、
最後の最後に細野さんのベースの凄さが解って良かった
(文章著作権 水野直樹)
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