8月9日 火 １１日目

グッスリ寝てスッキリ起床。

朝起きたらサンダルやラジオをキツネに持って行かれた。キャンプ場を探し回って何とか見つけた。ヤレヤレ

兎に角動物は増えた。

立派な角持った男鹿は普通にキャンプ場で昼寝してるし。

テント前で食事していると狐がテント荒らすし油断も隙もない。

スーパーの袋が見えるところに有れば速攻でカラスの餌食。

熊も目撃数が多くなっているし段々人家に近くなっている感じだ。

父さんと話していたら

「＠流星号、今年は熊が多いからキャンプ気を付けろぉ。」

「って、気を付けようがないでしょ！」

この時点でキャンプは僕だけ。

「なら、熊の入った家に入る？」

四半世紀前に父さん一家が暮らしていた家に夜中熊が侵入して冷蔵庫を漁った衝撃の事件がありその後民宿を始めるときに名を「熊の入った家」にしたのです。その当時の家は今の家の横にそのまま残っており当時の冷蔵庫（爪痕がくっきり残っている）や家具が置いてあります。見学可なのですが外から写真だけ撮って行く人が殆どのようです。

「えっ！！いいの？」

僕は大感激、大喜び。

父さん家族にとっては恐怖の思い出が甦る家ですが僕にとっては羆密集生息地の中でテント泊よりは一戸建ての宿泊の方が善いに決まってる。ましてや今まで誰も泊めたことないし泊まったこともない「熊の入った家」本家本元ですよ！

息子も

「＠流星号ホントに泊まるの？怖くない？」

いざとなれば当時捕獲のために使った熊オリ罠がそのまま部屋に置いてあるからそこに入って寝れば完璧ジャン！

善は急げ、テントはそのままにして荷物置き場。

シートとコットを持っていき寝床完成。

カニ屋さんへ行きしこたま頼んできた。今夜からカニが食えるぞー！

これから茹でるので４時頃取りに来ます。　

午後、中標津まで昼食。
やまや食堂でスペシャルランチ。

ちゃんと商品サンプルも出ていて見たんだし食べきれないのは目に見えていたのに何という浅ましさ、たのんじゃったのよね。

やっぱりテーブルに置かれると後悔。

もう、ケッチャップライスだけだって食べ過ぎの量だよ。

ミートソースてんこ盛りのパスタ、熱々ジューシーのザンギ、見えてないけどハンバーグに野菜サラダ、仕上げに目玉焼き。

気合い入れて食べます。

兎に角休まない、黙々と箸を進める。

味は良いけど量があるので段々くどくなってくる。

ふと時計を見るともう３時を過ぎている。

カニ屋サンに４時の約束。

７０kmは有るし１時間以上かかるぞ。

遅れたら店閉めちゃうから買え無くなっちゃう。

ガツガツと口に押し込む。

ギブアップ！やはりメガ盛りで食べきれなかった。

ケッチャップライス1/3ザンギ１個残してしまった。

店主に謝って店を出ると一路カニ屋サンへ、間に合うか？
カニ食えるか？

何とか４時過ぎにカニ屋さん到着。

今回は訳有り商品で良いからと言う注文だったので大きな箱一杯にズワイの足、毛ガニの足、足無し毛ガニ、タラバ足満載です。

夜、若いライダー捕まえて鱈腹食べさせて上げました。

僕はやまやスペシャルのお陰で沢山食べられなかった。