タイムマシンで行けるなら過去or未来

「未来に行って、宝くじの一等の当選番号だとか、競馬の万馬券だとか、手っ取り早く、大金が手に入りそうな情報を掴んで、現在に戻って、見事的中させたら、僕も大金持ちの仲間入りだ・・・!」などといった、よこしまな妄想が広がった。「欲に正直」と言えば、まだ聞こえは良いかもしれないが、我ながら卑しいことこの上ない、と感じて、自己嫌悪の念に駆られた。「もっとマシな妄想を展開出来ないものか!」と、自らにダメ出ししたくなる。

 

その話で言えば、確か『ドラえもん』では、タイムマシンを使って、お金儲けを企むヤカラを見つけたら、タイムパトロールがただちに出動し、捕まえられてしまうんだと、ドラえもんが、のび太一同に言い聞かせていた気がする。あくまでも「気がする」で、おぼろげな記憶を引っ張り出しているのだけれども。(詳しい人が居たら教えて欲しい)

 

そのテイで考えると、「タイムマシンを使って『過去・未来』に行っても良いが、『お金儲けの手段』として使用するのを禁じる」となると、じゃあ僕は、いったいどうすればいいのか。「一攫千金・・・。」の夢が雲散霧消と化した今、何を望むのか。それがポンと浮かんで来たら良いのだけれども、あいにく、何にも出て来そうにない。その事実に、頭が痛くなってくる。「お前はお金のことしか頭に無いのか?」「金の亡者か?」と、自らを詰問したくなる。自己嫌悪の念は募る一方だ。

 

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(沈思黙考)

 

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しばらく考えてみたのだが、「金」から離れたら、今度は、「女」のことしか、思い浮かんで来なくなった。

 

例えば、一昔前にお付き合いしていたけれども、今は別れて、疎遠になったまま、という女性と、まだ仲良く付き合っていた頃に戻ってみて、「あぁ、そうだ、こういう笑顔だった・・・。」「そうそう、こういう声質だったよな・・・。」「あぁ~、そうだった、笑うと、声のトーンが、結構上がるんだよなぁ・・・。」などといった具合で、忘れかけている記憶を呼び覚ますツールとして利用できるのではないか、と企んだわけである。

 

・・・それもそれで、やっぱり、気持ち悪いなと、思った。「恋に恋焦がれ恋に泣く~♪」は、GLAY『グロリアス』だから、カッコ良いのであって、何処の馬の骨ともつかない男が、「元カノのことをいつまでも覚えていられるように・・・。」と言っていたら、周りの者、とりわけ、女性陣からすると、「オェー」と、ヘドが出る思いだろう。

 

自己嫌悪の念は、青天井の如く、高まり続けている。それこそ、宝くじのキャリーオーバーのように・・・。

 

そんなに上手くも無いか。ハハ。失敬。

 

 

 

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