スペイン、優勝。

優勝候補の筆頭だったスペインが、下馬評通り優勝しました。

世界一のパスサッカーと言われながら、

決勝戦ではなかなか流れるパスワークを発揮出来ずにいましたが、

延長戦後半、最大のチャンスにイニエスタが右足を振り抜きました。


2010年　FIFA南アフリカワールドカップ　スペイン初優勝。




イニエスタは決勝ゴール後、

ユニフォームを脱ぎイエローカードを受けましたが、

それには理由がありました。


同じくスペイン出身のサッカー選手、ダニエル・ハルケが急死したのは、

彼が26歳の時。

仲の良かったイニエスタは今でも忘れる事はないと語ります。

そしてゴール後、彼のアンダーシャツにはこう書かれていたのです。


「ダニ・ハルケ　いつも一緒だ」




試合後のインタビューです。

これはダニ・ハルケや僕の家族、そしてみんなに捧げる。

長い間、ハードに戦った結果、この瞬間を迎えることができたんだ

マン・オブ・ザ・マッチにイニエスタ、

大会MVPはウルグアイのフォルラン、

得点王は５ゴールで４選手が並んだものの、

アシスト数の差でドイツ代表ＦＷミュラーが受賞。


熱戦につぐ熱戦、死闘につぐ死闘。

世界中のサッカー選手が夢見る、大舞台の幕が閉じました。


サッカーというスポーツが、もはや言語のレベルまで達しつつあるのでは

ないかと改めて感じました。

発言よりもプレーの中から意思を感じ、チームの中から志を感じました。

素晴らしい大会だったと思います。


2014年のブラジル大会が、今から楽しみですね。