1.17 | 柳緑の歌~リュウリョクノウタ

柳緑の歌~リュウリョクノウタ

本と音楽と映画のことについて、マイペースに綴っていこうと思っています。

あの日から21年が経ちました。

21年前、今まで経験したことのない強い揺れに襲われました。それが、後に阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)とよばれる大地震です。TVの向こうに映し出される光景は、俄には信じられないものでした。まるで空襲を受けたかのように街は燃え、ビルは傾き、家屋は崩れ、高速道路は横倒しになるというあり得ない姿を晒していました。つい昨日まであった当り前の日常が根底から崩れ去っていったことをまざまざと見せつけられたのです。震源地近くの神戸ほどではないにしても、大阪もその影響を受けました。地震により、電車は止まり、電話はつながらず、学校は臨時休校。しかも余震はまだ続いていて、これからどうなるのか不安でいっぱいでした。

あれから21年。その間にも日本は、新潟県中越地震、東日本大震災など大きな地震がありました。地震だけではありません。台風、水害、火山噴火…日本という国は自然の恩恵を受けながらもその脅威にもさらされているのだと、そして、そういう国に私たちは生まれ、生きているのだと思い知らされます。

自然災害をなくすことは不可能です。しかし、それに対して日頃から私たち自身が備えることによって、少しでも被害を減らすことはできると思います。

たとえ震災を経験していなくても、知ることは大事です。なぜなら自分の国で起こったことなのですから。

決して、忘れてはならないのです。