日々是精進・・のココロ-201005182140000.jpg



ちょっとまえに


なうでつぶやいたので御心配くださった方もいらして、

そのままにしてしまい申し訳のないことでございました。




ちょっと前に危篤な感じでした。



どんな具合かというと、

右目があきにくくなりましてね。

そうして腰も立たない。

連れて行っても餌はおろか水さえ口にしなくなりました。


んで、

当然トイレまでいけなくて途中で粗相をする。


にゃん太の部屋中にトイレシートを敷きまして、どこで粗相をしても困らないようにいたしました。


それでも

爺自身は許せないことだったようで。


夜中であろうと失敗すると



だめだ!!!

失敗した!!!!



と、

大きな声でにゃん太を起こそうとします。

もちろんわたくしも目覚めますしね。


どうしたもんだろうと

大変心配いたしました。


這いずるようにして自分でトイレに行こうとする爺。


歩き出すと

右回りにくるくる回転してしまいます。


コードに絡まって床に倒れていた朝は、

ずっと一人で我慢して、私がにゃん太を起こしにいく直前にはじめて声をあげました。

トイレの失敗以外は

なんとも我慢強い。


とにかく

爺の中で何か起こっているのだけは確かで。



それでも病院には連れて行きませんでした。



たぶん爺は望まないから。



身体を汚しても決して私には綺麗にさせない爺。


にゃん太が帰るまで待つのです。


私が触れようとすると

ものすごい顔でにらみ、

思わずにゃん太と笑ってしまうほど。



ですが

日に2回。


だけは私に抱かれます。



朝と夜、夫に会いに行くときだけ。



夫は猫アレルギーです。


結構ひどい。


爺と暮らすようになってからわかったことです。


だからにゃん太の部屋には入れません。


かわりに


爺を私が抱いて夫のところに連れて行くのです。



そうすると


やっと夫は爺と会うことができるのです。



最初は三人でした。


夫と私と爺。


猫はね、

意地悪されると覚えているけど

楽しいことは忘れちゃうといわれます。


でもね、

忘れてない。


夫は

ここ数年めったに爺と顔をあわせませんでしたけれど爺はちゃんと覚えています。


膝に抱かれて眠った日々を。





中間テスト中だし

お給料日前だからあと一週間待っててくれる?




なんてね。


そんなことを言いました。


全く水も飲めてない子に。




でも、



それからもうすぐ2週間になります。




気がつけば



少しだけ水を舐めていました。



にゃん太は綿棒に含ませて、わたしやにゃんこは抱いて無理やり飲ませてはいましたけれど、そうではなく自分から。


面白いんですよ。



私が部屋からでるのを気配で確認してから飲むんです。



餌もね、


カリカリを


一粒二粒口にし始めました。




そうこうするうちに


トイレのワクをまたげるようになり、


もう失敗はしません。




不思議なもので、

そうなったら私をにらまなくなった。



たぶんね、



私に弱った姿を見られたくなかったのではないかと。




それでも

家族全員にしょっちゅう声をかけられて


こりゃぁ死んでる場合じゃないなと。



とりあえず延期にしたように思います。



昨日は、


抱かれて夫の前に行ったときに



抱いて




両腕を伸ばしました。




何年ぶりだろう・・・。




夫の


膝の上で



気持ちよさそうによだれをたらしていましたよ。





今度はボーナスね。



なんてね。



言っています。



どうかな?


あまり暑いと心配です。








右目。


金の瞳の奥は満遍なく出血しているようです。



多分もう全く見えないんでしょうね。



でも



そういうの関係ないみたい。



爺は今日も



昨日と同じ。



自分の足で餌のところまで行き、

トイレも済ませて

にゃん太のベッドに這い上がっています。