爺さんです。
顎が抜けました。
朝起きたらね
顎が貫通しておりました。
口から。
血まみれ。
いい加減驚きます。
歯が腐って化膿したのか、あるいは口内炎のようなものから口腔癌?
いろいろ頭をよぎりますけれどものすごい血膿の量に呆然とするにゃん太郎、にゃんこ。
さすがに20歳という高齢から旅立ちの準備に入らねばとにゃん太に心せよと話し病院へ。
朝一番で診ていただきました。
土曜日でにゃん太学校のため後ろ髪引かれつつ登校いたしまして、本来市内縄跳び大会応援であった(本当はわたくしに内緒で出場を登録してあった)にゃんこさんが付いてきてくれたので助かりました。
問診表その他全部にゃんこさん任せ。
爺を落ち着かせることにかかりきりになる私。
なにしろ
ほかの子猫ちゃんがおびえる唸り声を上げ続ける爺。
幾つになってもかわりません(^o^;)
だってどこの犬が唸っているのかと思ったら爺なんだもん( p_q)
にゃんこさんまで怯えさせる声。
ところが、
診察台に上がりましてアシスタント嬢や女性Drになでられると途端にウンゴロとなる爺。
男の子ねぇ~
で、
おとなしくっていい子ですね。20歳という年齢のわりに毛並みも若々しいし、(穴は開いてても)ご飯食べてるし大丈夫そうですね。
とのお言葉。
やはり歯根から腐って抜けたのではないかとの見解でした。
顎が抜けてても舌で塞いで、しかもたいして歯が残ってないのにカリカリを食べる根性。
なんだ。
いやぁよかったよかったと
抗生剤いただいて帰ったかと思うでそ?
いえいえ
実はここからが長かったのでございます。
和やかに
もうしばらくがんばって元気でいてもらいましょうね。
なんていわれているところに院長(男性)登場。
ぐをぅぉぅぉぅぉぅ・・・・。
あれぇ?
脚に力を入れて踏ん張り、触らせまいとする爺。
腎機能が低下した結果の感染である可能性が高く、腎臓の検査をさせていただきたいのですが。
腎臓が悪いのを放置したままでは穴もふさがりにくくなりますから。
はぁ?
腎臓が悪いとなんで穴が開くかというと、身体の中のよからぬものを出し切れないので、ちょっとの傷も悪化しやすくなり、だから抜けたのだと。
歯からではないのだというお話でした。
そう言われちゃったら
検査しないわけにはいかないでそ?
傷口は毛刈りして洗浄消毒します。
抗生剤注射もしましょう。
とのこと。
で、
わたくし達は外に出されて
待つ待つ待つ
時折
地を這うような爺の唸りが聞こえるような聞こえないような・・・・・
そして
うーん・・・・・この年齢でこの数値というのは・・・・普通というかしかたないというか・・・・。
でもすでに腎機能の4分の3は死んでいると思ってください。
腎不全です。
う゛?
4分の3は機能していないけれど4分の1は生きている状態ですが腎不全ですと?
不全ですと?
不全なんですと?
そうか・・・
医療用語は難しい・・・・・
大丈夫です。今はいい薬がありますから25歳まで生きられます。
う゛??
確約ですか?
うーんと、うーんと、
うーんと・・・・・・
次回火曜日までに考えておいてください。
ふむ・・・・・。
モリ夫
にも
にゃん太
にも
にゃんこ
にも
相談いたしましたが、
爺の動物的勘に従って院長のアドバイスは御辞退申し上げようと話が決まりました。
とりあえず
腎臓のお薬を飲まなくても傷はふさがりそうです。
あ、
毛刈り、
してありませんでした。
ちょっと刈りましたが、ものすごいストレスになるようでしたのでやめました。
とのことで、
見ましたらにゃん太と傷口を見るに当たってわたくしが眉切り鋏で切ったのとほとんどかわっておりませんでした。
切らせなかったんだね・・・・・爺
どうやら頑として身体に触らせなかったようです。
で、
9時に病院に入って終了12時という羽目に
いいや。
もういいよ爺。
死なないんだったらいいや。
ありがと、元気でいてくれて。
あの大量に出血には仰天しましたけれども。
うんとまわりを威嚇して、
ついでに私の手を洗濯ネット越しに腹いせに噛んで、
爺さん帰る。
無事帰る。
こうしてね、
一つ一つ
準備なのでしょうね。
私たちはできる限りの中で手を尽くして
準備の手伝いをするしかないのでしょう。
それにしても人間生きていると次から次にいろいろ起こりますね。