男ってこういうのスキね~。



ZEN


勘太郎がよさそうなので一本目。

美しき母の「この世こそお浄土」という言葉に、開始早々うるっときそうになる。

高橋恵子様のような美しい母にそんなこと言われちゃった日にゃぁ精進しないわけには行くまいと。(そういうはなしではなく)


しかしながらなんともCGが安っぽい。

みているうちに胡散臭い宗教の勧誘ビデオを見ているような気がしてくるくらい。

せっかく役者がいい芝居をしてもCGが台無しにしてしまう。

何故役者が信じられないのか?


娼婦が帰依するいきさつが、釈迦のエピソードをかっぱらってきただけだし、しかも生ぬるい。

世の殿方はこうしたパターンがお好きのご様子。


全体的に残念な映画ではあったけれど、

色欲の鬼に取り付かれ道元のもとを去った若き修行僧に救いをみた。

だってさ、

そんなんだよ人間なんて。

がんばってたってうっかり穴に落ちる。

けれど

どこでだっていいとおもう。

ただ座り、自らに向き合うこと。

本当はそれだけでいいんだと。