ウサギはどうだか知りませんけれど金魚は本当です。
去年の夏、
ハス鉢にわいたなぞの微生物を退治すべくコメットのすばちゃんとリュウ金のりゅうちゃんを購入いたしました。
ところが・・・
すばちゃんはコメット(流れ星)さながらの勢いで鉢からとびだし、本当のお星様になってしまったのです
りゅうちゃんは長い間すばちゃんを探してせわしなく泳ぎ回っておりました。
しかし・・・
どんなに探してもすばちゃんがいないと気づくや
どよんと
鉢の底に沈みました。
餌も食べず
もちろん微生物も食べず
静かに鉢の底に横たわってしまったのです。
あわてて室内で飼っていためだかの水槽に移動。
そしてお友達の小さなリュウ金しょうちゃんを購入。
するとすっかり鬱金魚だったりゅうちゃんが元気を取り戻しました。
餌の食べ方なども一生懸命教えているようにさえ見えたのです。
りゅうちゃんはめだかとも仲良しでした。
三尾のめだかもりゅうちゃんにすっかりなついて絡まりあって泳いでいたのです・・・・・が・・・・。
ある日わが娘(水槽係)が餌を多く上げすぎて・・・それが原因でめだかトリオが死亡。
金魚すくいで何にも取れなかった娘がおまけでいただいた和金の金ちゃんもきましたけれど、めだかトリオを失ったりゅうちゃんの寂しさは癒されなかったようです。
デブ金魚だったりゅうちゃん・・・。
ストレスからか空気を吸い込みすぎて転覆病になったり、
白カビ病になったりと抵抗力もなくなり、だんだん痩せてしまいました。
そして冬のある日
りゅうちゃんはすばちゃんの待つ世界に行ってしまったのです。
残されたしょうちゃんと金ちゃんは元気でした。
だからわたしは・・・油断しました。
ハス鉢に今度はぼうふら君がわいてしまったので二泊くらいならよかろうと、丈夫そうな金ちゃんをお引越させてしまったのです。
すると、
一泊した翌日の夜、水槽の中でしょうちゃんが静かに横たわっているではありませんか。。
餌もまったく食べていません。

真っ暗なベランダで手探りで、
芹の根に絡まって隠れる金ちゃんを無理やり救い出し水槽へ。
水底ですっかり鬱金魚となっていたしょうちゃんが飛び起きました。
私が入浴している間にすっかり互いの無事を喜び合った二尾は安心しきって寄り添って泳いでおりました。
翌朝には二尾そろって餌をねだっておりました
金魚を侮ることはできません。
ねぇ、
だからこそ人間だって。