お金を払っているのだからスカパーみましょうよ・・・ということで、見ました。
元NHKアナウンサーのおじ様がインタビュアーをしている番組で、小柄ななんでもないオジサンがお客様です。
色気というのも特に感じませんね。
穏やかそうな顔立ちではありますが時折気の強さを感じます。
あぁみえて実はきつい人なんでしょうね。
インタビュアーの使う言葉が癇に障ったらしく、お顔に出ていますよ。
衣装も、
お稽古も、
妥協せず時間とお金をしっかりかけてこその舞台であると、
語る姿にたおやかさのかけらもありません。
意志の強い男の顔を見た気すらして。
男前
そう思いました。
数日して、
またスカパー。
ひらり
羽衣を身にまとうその方を見ました。
腰から上が空を恋しがって昇華しようとします。
大地に縛られることのない天人は目視できないエーテルであるとさえ感じさせるのです。
レ・シルフィード
人でない存在が確実にいると・・・そう。
100%の状態で板の上に立ってこそ、
坂東玉三郎という芸術なのでしょう。