別に今から死ぬわけではないが、この人生を振り返ってみると、中学3年生あたりで、劣等感や嫉みと言う感情、嬉しかったり楽しかったりした瞬間。未来からやってくるそんなものの全てをこのちっぽけな身体一つで受け止めていくのが人生なのだとやっと理解した瞬間があって、いや待てよ、だとしたら僕の人生における悲しみの割合が大きすぎるのではないか。なんて悲観的に物事を捉えている時期がありました。

そんなぼやけた世界で過ごしていた時RADWIMPSの音楽は僕の視力を強めてくれた。

一見乱暴に見える言葉の羅列の中から垣間見える野田さんの言葉遣いの繊細さだけが、頭が痛くなるほどに浮き沈みの激しかった思春期の僕の脳みそに直接語りかけて来たのです。


結局、掴めなかった未来や可能性の数も多いし、その割合のほうがむしろ大きいと思うけど、RADWIMPSや BUMP OF CHICKEN、米津玄師さんの音楽を聴いているだけで、無条件に人生もいいもんだと思える様な魔法をかけてもらえるから、生きててよかっただなんて臭いことを時々思ってみたりします。


敬愛してやまないRADWIMPSへ。

RADWIMPSありがとう。メジャーデビュー20周年本当におめでとうございます。