一つずらしたら崩れてしまいそうだね

ジェンガのように。また積み上げようったってもう。何回積み上げたっけ。

自分にとって「都合の悪い」奴を倒す

「悪い奴を倒す」だけが切り取られて英雄が誕生する。

俯く気力すらなくて。ただ世界をぼうっと見たままで。あの丘でただ風を感じたいんだ僕は。目を瞑ったまま。

夜の街のビルは遠くて。点滅する無数の点は星に見えた。僕の命もこんな感じで点滅を四六時中止めずに。綱渡りのように続いているのかな。続いていくのかな。

ただ。上を見上げていた。

根性でできた歌詞は深みを孕んでいることもあるし

思慮を巡らせているような人は倒れても支えてくれなかったり。

何もかも飲み込んでしまいそうな空色をしてるこんな夜には。一直線に、でも当てもなく。どこかへ飛んでいきたいな。

そんな事を思って。一直線の電車に揺られた。