誰にでもある影を
鬱向いて確かめる
何も変わらない景色
何も変わらない景色
くだらなくて
何を伝えたいわけでもない
光の中の景色
僕は知っていた
知っているだけで見たことはない
なぜか僕はそれが欲しかった
慣れた痛みが削っていく記憶
もう死にたいほど傷ついて
呼吸するのも忘れた
結局何がしたいかもわからないまま
大人になった僕
心には大きくあいた隙間だけ
苦しくなる苦しくなる
いつかいつかと過ぎる時間
戻れないと知って振り返る
何かあるけれどそれは全部
二次元に取り込まれてしまった
平面的な景色は
全部輝いて見えた
とても輝いて見えたんだ
会いたい景色には
もう会えないから
僕は。