「ペットと飼主の好み」 | 泳ぐ写真家龍之介

「ペットと飼主の好み」

ペットは飼主に似ると言います。
私は印象派の絵画が生理的に合わず、
見ているだけで気分が悪くなります。
その反面、ルネッサンスとキュービズムの絵画や彫刻がとても肌に合います。

話は飛びますが、
私はもう、40年ほど、学生時代を除き
文鳥を飼い続けています。
タイトルの龍之介先生も私が可愛がっていた文鳥です。
なぜ文鳥なのか?
それは「好み」としか言いようがありません。
何たる偶然か、
私が「好み」の文鳥とキュービズムに関する興味ある記事がありました。
以下がそうです。


「ブンチョウは印象派よりキュービズムが好き――。慶応大の渡辺茂教授(動物心理学)らが、鳥にも絵画の「好み」があることを初めて突き止めた。

 人間の美的感覚がどのように生まれたかを解明する手がかりになる成果で、1月13日からパリで開かれる国際シンポジウムで発表する。

 実験では、鳥かご内に三つのモニターを設置。それぞれにピカソに代表されるキュービズムと、モネやルノワールらの印象派の絵画、濃淡を変えた灰色の画面各30点を、7秒ごとに切り替わるよう映した。その上で、各モニターの前にとどまる時間を赤外線センサーで調べ、時間が長いほど、その絵を「好き」と判定した。

 その結果、ブンチョウ7羽のうち5羽はキュービズム、1羽は印象派の絵を好み、残り1羽は明確な好みを示さなかった。さらに、日本画とキュービズムを比べた実験も行ったところ、半々に好みが分かれた。また、印象派と日本画の比較では好みに差が出なかった。」

何と言う事でしょう!
私と文鳥は、好みが共通していたのです。
何と不思議な!
年の瀬にうれしい発見です。