「バカフライ?」 | 泳ぐ写真家龍之介

「バカフライ?」

私のバタフライは、昔、「バカフライ」と呼ばれていました。
不細工なフォームで、津波を発生させながら
乱暴に推進していたからです。

まだ高校生のころは、どんなフォームでも
力で泳ぐことができるので、
優雅なフォームや美しいフォームなんて
考えたこともありませんでした。

クロールもそうでした。
風車の用にただ腕を振り回したら
そこそこのタイムが出ていたからです。

雑な性格と有り余る体力のせいか
まったくデリカシーのない、
恥ずかしい泳ぎをしていたものです。
赤面ものです。


50を過ぎてマスターズ水泳を始めて、
一番の収穫は、
「美しく泳ぐことの」の発見です。
「速い泳ぎは美しく、美しい泳ぎは速い」
ということに気がつきました。

まず、美しく楽に泳げるフォームを身につける
その後に、スピードアップが見えてくる。

そんな過程が、最近楽しみになってきました。

美しさの背景には、力強さと柔軟性があります。
特に柔軟性は、ケガを防ぐ意味からも
可動域を広げる意味からも、重要項目だと思います。
格闘技時代に徹底して訓練した柔軟性をまた、見直して、
20代の柔軟性を取り戻そうと考えています。

そんなこんなで、いろいろとトライしている今日この頃です。