「公園で」 | 泳ぐ写真家龍之介

「公園で」

天気が良くて、暇だと、隣接している公園で
読書をしたりしています。
近くで、多くの親子連れが遊んでいますが、
ある日、お母さんが子どもに、
「~しちゃだめ!」という「だめ」という言葉を何回言ったか
数えてみました。
あるお母さんは、聞いている間だけでも、
10数回「だめ」だと言っていました。
この頻度からすると、一日軽く100回以上「だめ」だと言っていると思います。
小学校に入るまで、数万回聞かされるという説もあります。

逆に、「よくできた」「えらい子ね」
と言った、褒め言葉はついぞ聞く事ができませんでした。
常に話しかけられている言葉は、
次第に、潜在意識に定着し、
最悪の場合、自分はだめな人間だというセルフイメージができあがります。

もっと最悪なのは、「だめ」だと言っているときに、
人間は、邪気を発しているということです。
間違いなく、子どもは、嫌な「気」を浴び続けています。
言葉はすべてです。
他意がない、愛情から言ったと言っても、
否定的な言葉は、どんな意図があるにせよ、
否定的な言葉であることは間違いなく
悪影響を与える事は間違いありません。

すべての結果には原因があります。
いつくかの、不幸なできごとや、不和、トラブルは、
きっと、このようなことが回り回って起きているのかもしれない。
と、思いました。