「カメラマンのファッション」 | 泳ぐ写真家龍之介

「カメラマンのファッション」

カメラマンは、ある意味「ガテン系」な職業なので、
仕事のときは、デニムやワークシャツ等の
カジュアルな服装が許される職業だと思います。
あるとき、セレブリティの撮影で、
スラックスにジャケットで出かけたら、
一日でスラックスをだめにした経験があります。
それ以来、下はデニムで通しています。
ただ、トップクラスのファッション評論家や
ファッションエディターとの仕事が多かったので、
カジュアルであっても、センスが光る、しかしお金をかけない。
といったポリシーで、いろいろと工夫してきました。

GAPが日本上陸する前は、
NYロケに行くと、大量にGAPを仕入れてきていましたが、
GAPもポピュラーになり、クオリティが少し落ちてきたので、
パスしています。

最近注目しているのは、ミリタリー。
ミリタリーものは、一流のファッションデザイナーが元ネタに
していることが多いのに驚かされます。
有名なのは、トレンチコートですね。
ブーツも、元ネタはほとんどミリタリーです。
機能性や、機能美を超えたサムシングがあり、
フォーマルなものにも、ドキッとするほどマッチすることがあります。
セーターやシャツにも、銃や重量物を担ぐときの肩パットが
付いていたりしますが、
それが、たまらなくおしゃれな雰囲気を持っています。
おまけに、輸入もの(フランス、北欧、イタリア、アメリカ、イギリス)
でも、驚くほどリーズナブルな価格です。
さすがに、カラーにバリエーションがありませんが、
その辺はアクセサリー、小物で工夫する楽しみがあります。

それらを、うまくカジュアルとして組み合わせる工夫というか
アイデアを考えるのが楽しいのかもしれません。
ただ、気をつけないと、知らない間に「ランボー」になってしまいそうです。
あくまで、カジュアルとして消化しないと
危ないですね。