「骨密度」 | 泳ぐ写真家龍之介

「骨密度」

私の知り合いに天才的な整体師がいます。

気の流れが尋常ではなく、奇跡的な施術で有名です。

彼は、ヨガを評価していますが、

ヨガにない施術を指摘しました。

それは、振動です。


振動を与えるポーズは、私が知る限りありません。

彼は、体に振動を与えると、その振動を与えた部分の骨の骨密度が増すと

断言しています。

それで、実際、彼は、骨粗しょう症の患者を完治させています。


話は変わりますが、

エチオピアやケニアの陸上選手の優秀さは皆が認めるところですが、

彼らの骨の丈夫さは並外れていて、

それが、過酷なレースでも、耐えられる体を支えているといわれます。


彼らは、今でも、素足でアフリカの大地を歩いたり、走ったりしています。

アベベは、往復50Kmの通勤を、毎日素足で走っていたそうです。

何が彼らの体を丈夫にしていたのか、

それは、素足で走ることによって体に与えられる振動のせいではないのでしょか。


振動を与えられると、骨はそれに耐えられるように丈夫になるのではないのでしょうか。

筋肉が負荷を与えると発達するのと同じ理屈だと思います。

私が柔道や空手をやっていたころ、よく素足でジョギングさせられました。

そうすると、体が丈夫になると師範に教わりました。

昔の人は、それを知恵として知っていたのでしょう。

だから、骨折する選手は少なかったのですが、

最近の選手は、すぐに骨折すると師範たちは嘆きます。


一見、非合理的な練習に、

体を丈夫にする知恵が隠されているのかもしれません。