「柔道初日」 | 泳ぐ写真家龍之介

「柔道初日」

格闘技は、一発勝負の世界なので、
なかなか、勝敗が予想しにくいと思いますが、
私が、今までで、その試合を最も安心して見ていられたのが、
柔道60kg級の野村選手です。
安心して見ていられて、3度も金メダルに輝きました。

見ていて、「負け」がイメージしにくい選手というのは、
そう、いないと思います。
野村選手の凄いところは、目です。
「絶対に勝つぞ!という気迫が、他のどの選手よりもありました。
その目が、見ている私たちに勝利を確信させていたと思います。

国内や、世界選手権では、あっけなく負けたり、
故障も多かったのですが、
オリンピックには、肉体と精神力のピークをうまく持ってきていたと思います。

オリンピックに勝つ選手は、
伸び盛りの一発屋か、オリンピックにピークを持ってくる職人か
どちらか、だという気がします。

谷選手は、すばらしい職人さんでした。
本当にお疲れさまでした。