「女形」
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歌舞伎の控え室のことを「楽屋」というのか知りませんが、
楽屋で、女形の歌舞伎役者が、化粧するところを
時間を追って、撮影する機会がありました。
女形は、市川笑三郎さん。
さすが歌舞伎役者、
カメラの視線を全く意識せず、化粧する、その姿は
独特の雰囲気がありました。
しかし、
女形は、男性とも女性とも違う、第三の性というべきか。
その妖艶さは、妖しいものがありました。
日本は、女形で、
西洋はカストラートでしょうか。
独特の文化だと思います。
「気持ちのよいもの」、「心地良いもの」に
本当に感動的な美しさを持つものはないと思います。
「美しいもの」には、
生理的に拒否するような、どこか、受け付けない何かがあります。
抗いがたい美しさ。とでも言うべきでしょうか。
そういう美しさは、強さが違います。