「職人の世界」 | 泳ぐ写真家龍之介

「職人の世界」

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ヨーロッパは職人制度が深く根ざした国です。

職人を目指すひとたちは、大体、中学を卒業したら

徒弟として働き始めます。

職人さんは、仲間意識が強く。

異業種でも、連帯感があります。


2004年。フランスホテル協会の仕事で、

南仏の、アラン・デュカス氏のレストランにロケに行った時に、

なんと厨房を、それも仕事中に

長時間にわたる撮影を許可してくれました。


若い子たちは、高校生くらいの年頃。

まだ、あどけなさが残っていましたが、

働く姿は真剣でした。


彼らは、カメラマンを、同じ職人だと思って、

とても親近感を持っているそうです。

私も、自分のことを「職人」だと思って、

誇りを持っています。

けっして「アーティスト」だとは思っていません。

だから、

言葉にできない連帯感を持つことができました。


これは、この旅のいちばんの収穫でした。

彼らの笑顔が素晴らしかったです。