「フランスロケ」 | 泳ぐ写真家龍之介

「フランスロケ」





フランスホテル協会の日本法人が東京の青山にあります。

フランスの、あらゆるホテルとシャトーが所属する由緒ある団体です。


そこの依頼で、2004年に、

マルセイユ経由でプロバンスのレストランに撮影に行きました。

レストランは中世の修道院を改造したもので、

フレンチの巨匠、アラン・デュカス氏がプロデュースしたものです。


現地に着いたら、早速ランチが登場しました。

写真のメニュです。修道院内の野菜畑で採れたばかりの野菜とハーブ、

ヤギのチーズに、パンにワイン。

どれも最高でした。

かぼちゃはデコレーションです。


やけに質素でヘルシーですが、それもそのはず、

ニースやカンヌでバカンスを過ごして、贅沢な食事に飽き飽きした人たちが

立ち寄って、楽しむための食事だとか。


いろいろと、あるものだ。と感心しました。


プロバンスのワインはロゼが美味しいとか。

で、ロゼをいただきましたが、

なかなかのものでした。


仕事というよりは、楽しみながら、おもむろにカメラを取り出して

「パシャッ!」という感じでした。

それからは3日ほど、ぼ~っとして過ごしました。

どちらかというと、ロケに託けたバカンスみたいな旅でした。


なんとも世知辛い世の中になってきたので、

このロケは、

私の写真家人生最後の大名旅行になる可能性があります。