假屋崎省吾さん | 泳ぐ写真家龍之介

假屋崎省吾さん



~さん。と呼んでは失礼になってしまうほど、

名実ともに一線の華道家となられた假屋崎省吾先生だが、

先日、名刺を整理していたら、先生の名刺が出てきた。


今から15年ほど前に、2年ほど集中して、

生花や、フラワーアレンジメントの撮影をしていた時期がある。

供に仕事をした、川瀬先生、安達先生、ジェーン・パッカーさんは

すでに大家として有名だったが、

假屋崎さんは、まだ、一般には知名度がなかったようだ。

多分、現在のように、派手な格好ではなかったと思うので、

あまり記憶にないのだ。

そのとき撮った作品を見てみたが、やはり、相当な才能だと思う。

テレビ等で、強烈なアピアランスに目を奪われがちだが、

その作品のオリジナリティと個性はすごいと思う。


掲載した写真は、フラワーアレンジメントの写真だが、

このように、ちょっとした力を抜いたかに見えるような写真にも、

非凡なセンスが見え隠れする。


いっしょに仕事をした才能が世に認められて

有名になるのを見るのは、とても嬉しいことだ。


短期間に才能を枯らさないように

マイペースで素晴らしい作品を創っていって欲しいと思う。