「霊感」 | 泳ぐ写真家龍之介

「霊感」

動物は霊感が強いという。

人間にも元来そなわっていたらしいが、

文明化とともに無くなってきたという。


ある晩、ふと嫌な気配がしたと思ったら、

家で飼っている文鳥が2羽とも、同じところを凝視して

同じ方向に視線を動かした。


かなりおびえた様子だった。

もちろん、目に見えるものは何もなかった。


たぶん、何かの霊が通り過ぎたのだろう。


私も意識していないと、

たまにへんなものを見ることがある。


母親にもそんな経験があるので

遺伝しているのかもしれない。


霊が存在するかというと

わからないとしか言えない。

大槻教授ではないが、

一応科学的に証明できないものは

この世に存在しない。

と言ったほうが、この世では無難だし

いんちき扱いされずにすむ。


しかし、まだまだ説明できない

多くの不思議なできごとがたくさんある。