「空手家酔っ払い百態」 | 泳ぐ写真家龍之介

「空手家酔っ払い百態」

黄色人種は、アルコール分解酵素が白人に比べ少ないという。

しかし、意外なのは、

黒人には、この酵素が少ないらしいことだ。



Kカラテニューヨーク支部在籍時代、

黒人の道場生たちと結構呑んだが、

彼らはみな大柄な体格だった(大体185cm90kg以上)。


それなのに、


私(身長167cm体重68kg)と呑んでいると、

同じ量を呑んでいるのに、皆私より先につぶれてしまうのだった。

私が知り合って酒を呑んだ範囲では、黒人は、皆酒に強くなかった。

私はそんなに酒は強い方ではなく、

当時どんな呑んでも、

ワイン1本半程度が限度だった。

大柄な黒人がへろへろに酔っ払うのを見ているのは、

組手ではずいぶんと彼らに痛い目にあわされたので、

愉快で、面白かった。


しかし、


白人は強い!

特にスラブ系、バルカン半島系は底なしだ。

アングロサクソンも負けていなかった。


ただ、


セルビア人らバルカン半島系は陽気で人は良いが、

短気者が多い。


おまけに


巨人揃い。ばか力があって

酔って怒り始めると、

手が付けられなくなり

皆その場を離れて遠くから見ていた。


話は変わるが、


ローマ時代の剣闘士は、

バルカン半島出身者が多かったそうだ。

大柄で屈強、戦いに優れていたらしい。


だから


彼らは今でも、様々な競技で強い。

クロアチア出身だが、K1のミルコ・クロコップもそうだ。

彼らはアスリートや格闘家でない普通の人でも

骨太で屈強そうで、威圧感があった。



1000年近く生きるか死ぬかで戦ってきたから

自然とそうなったのだろう。


私は、もし世界中の民族同士で、

素手でストリートファイトをやらせたら、

多分、彼らが最強だと睨んでいる。


酒に強すぎると、

呑みすぎて、脱水症状になることが多い。

白人連中は、呑みすぎてつぶれて、はっと起き上がると、

狂ったように、がばがば、ふがふが、水を飲んでいた。

それも美味しそうでなく苦しそうに飲んでいた。

それがとても動物的ですごかった。


酔っ払いは世界共通だが、


やはり、


その酔い方、へべれけになったときの風体は、民族性を反映していた。