「ジェームス・ブラウン」 | 泳ぐ写真家龍之介

「ジェームス・ブラウン」




70年代の匂いを強く感じさせるミュージシャンの筆頭は
わたしにとっては、JBことジェームス・ブラウンだ。

あの類人猿的なエネルギーとリズムがたまらない。
時々思い出したようにCDを聞くが、
最近の黒人ラッパーなんてJBと比べると赤ん坊だ。
やはり、迫力のある音楽は時代が創りだすものだと思う。
70年代のマグマは今とは比較にならない。
全世界がシンクロしていたのだ。

そのJBが一昨年亡くなったが、
その前に、JBが話題になったのは、
彼が刑務所送りになった時だ。

夫婦喧嘩して奥さんに発砲したのだ。
私はてっきり、JBのことだから、
頭か顔に向って発砲したのかと思ったが、
なんと「お尻」に発砲したのだ。
彼にも、理性とちょっぴりユーモアがあったのだと
思い、それを聞いたときは、
笑ってしまった。

きっとシャウトしながら発砲したのだろう。
JBを聴きながら、また笑ってしまった。