「ボクシングは」
私にとって、宗教のようなものです。
ファイティング原田、ガッツ石松、具志堅、モハメッド・アリ、ジョージ・フォアマン、
ジョー・フレイジャー、マーティン・ハグラー、シュガー・レイ・レナード、マイク・タイソン
すばらしい才能をもった選手が命がけで戦うドラマでした。
子供のころから、ほとんどの試合をテレビで観戦して、
その場面場面を美しい絵のように記憶しています。
沢木耕太郎がレポートした、
ジョージ・フォアマンの奇跡的な復活試合には
感動で、振るえがとまりませんでした。
ボクシングは人生であり、ドラマなんです。
それまでの見たすばらしいドラマの数々は
私の人生をとても豊かなものにしてくれていました。
そんなボクシングが、昨晩死んでしまいました。
みなさんもご存知でしょう。
お金とテレビの力で白を黒だと言ってしまったのです。
怒りを通り越して悲しみでいっぱいです。
「ベネズエラの国民のみなさんには、この場をお借りして、心から謝罪したいと思います」