「この季節になるとみんなでプール掃除をしていた」
ことを懐かしく思い出します。
私のいた高校のプールは、国体用に作られた
水深2m×50m×20mの公認プール(屋外)でした。
泳ぎの練習が終わるとロープを張って、ゴールを浮かべて、
水球の練習をしていました。
プールの水は井戸水で、浄化装置はなし。
水はしばらくたつと緑色に濁って、
プール掃除を頻繁に行っていました。
長水路の掃除は大変です。
デッキブラシをごしごし擦りながら、一列になって
少しずつ、50m移動していくわけです。
掃除以外何もすることがないので、
猥談をしたり、
監督の悪口を言ったり。
カルキの匂いと汗の匂い、デッキブラシを擦る音の中
ふと空を見上げると、真っ青な夏の空と入道雲が広がっていました。
「ああ、夏だ!」とわけもなく感動した記憶があります。
昨日、雲の合間から夏の空が一瞬顔を見せました。
なぜか分かりませんが、
高校時代のプール掃除のことを
たまらなく、懐かしく思い出してしまいました。