「海にはサメがいる」
それが、
私がオープンウォータースイムをやらない理由です。
中学生のころ、友人と、
故郷天草の海に泳ぎにでかけました。
私たちが泳いでいると、
いきなり目の前に大きな背びれが出現し
こちらに全速力で向かってくるではありませんか!
天草は昔からサメが多く、
その当時は結構犠牲者がでていました。
直感的に「サメだ!」と叫んだのですが、
2人とも恐怖のあまりフリーズしてしまって、
恐怖の塊になって動けなくなりました。
と、そこに現れたのは、無邪気なイルカ。
恐怖と滑稽さのあまり、
私たちは泣き笑いしてしまいました。
もし、それがイルカでなくサメだったら
私は、今、ここでブログを書いていることもなかったでしょう。
こういう悲劇と紙一重の事件が
海ではよく起こります。
当時、私たちとは逆のことが起こり、
たまたまイルカがサメだったため
小学生の女の子が犠牲になりました。
昨年、川崎港で体長5mのホオジロザメが発見されました。
ホオジロザメは地球温暖化の影響を受けて
北上していると考えられています。
海はつながっています。
オープンウォータースイムの現場に
いきなりホオジロザメが出現することは
大いに考えられる事態です。
シャークネットも設置せずにオープンウォータースイムを開催していると
そのうち犠牲者が出ても不思議ではありません。
主催者の危機管理には疑問を感じてしまいます。
私の父方は代々続く漁師の家系です。
海の怖さは子供のころからいやというほど
叩き込まれました。
海はプールとは違います。
甘く見ているととんでもないことになるのです。