渡された大きな1枚の書類に目を通す。
よくわかんないからサーッと目を通した。
先生の方に顔を上げた。
先生「よく読んだ?」
私「んー?」
そう言ってもう一度ちゃんと見てみる。
私「え!え?」
『要精密検査 クラスⅢb』
と書かれてあった。
先生「結果がね、貴方は前癌の状態なので
精密検査が必要です。ここではその検査ができる機械が無いので紹介状を書きます。」
一瞬よくわからなかった。
頭が真っ白になるとかじゃなくて
時間が止まった気がした。
涙がブワーと溢れてきた。
赤ちゃんが欲しくて欲しくて
憧れのクリニックに来れたのに
結果はまさかの前癌。
悲しすぎたんです。
しかも去年、子宮頸がんの検査をして
異常なかったのに
一年でこんなに早く??と思いました。
ちょうど11月に父親に肺がんが見つかり
ステージⅢbの為、がんセンターに入院する事になっていたので
なおさら早く孫を見せたいという気持ちが強い時にこの結果だったので
私にとっては地獄に突き落とされた気持ちでいっぱいでした。
「手術をして沢山妊娠してきた人を見てきたから大丈夫だよ、まずは精密検査をして早く治そう!妊娠はそれからね。」
先生にそう言われ止まらない涙を無理やり押し殺し
「ありがとうございました。」
と席を立った。
そして診察室を出た時は
結果を知る前と打って変わり
幸せそうな周りの景色が自分にはとても残酷に映りました。
診察代を払うまで、そこで待つのが苦しくて苦しくて
本当に辛かったのを覚えています。
