昨年の10月、我が子と子宮を同時に失ってからもうすぐ5ヶ月。
私に残された道は代理出産しかありませんでした。
その為、まずは代理出産が出来る国を探しエージェントを探し、本当に色々な事を調べました。
まず、代理出産が可能な国と致しましては選べるほど沢山あります。
しかし、やはり代理母への報酬やエージェントへの仲介手数料でかなり差がありました。
代理出産で有名なアメリカは、だいたい代理母への報酬が日本円で250万〜600万ほど。
一般的に考えて高いと思うかもしれませんが、約1年の妊娠生活と命懸けの出産を考えると決して高くないと思います。
ですが、もちろん私達夫婦にはそんな金額を払えるわけもありません。
ましてや、これ以上の金額が1回の代理出産でかかってしまうのですから…
そこで思ったのが「自分で代理母を見つけてエージェントを通さずに出来ないだろうか?」という事でした。
でも、この案は結果から言うと不可能です。
なぜなら、仮に代理母を見つけても海外で通じるような語学力がありません。
また、そのほかの問題として
戸籍の問題
代理母が子供を引き渡さなかった場合
代理母の調査
このような問題があるからです。
このほかにも、代理母への連絡や保険など全てを夫婦だけでやるのは無理だと思いました。
そこで私は次に代理出産の各国の法律を調べました。
そうすると、韓国へ目が止まったのです。
韓国の代理出産は原則として禁止されています。
しかし、法律の内容は
「商業目的の代理出産を禁ずる」
でした。
私は思いました。
「と、いう事は商業目的ではなかったら出来るのではないか?」と。
さっそく韓国の不妊治療で有名な病院2つに問い合わせました。
そこは海外からの不妊治療の患者さんが多く、日本語通訳の方がいます。
文面はこうです。
「私には子宮がありません。私達夫婦の受精卵を体外受精させ、私の実の妹に移植する治療は可能でしょうか?」
というメールです。
結果的に、商業目的ではない実の妹への移植は可能でした!
一筋の光が見えた気がして涙が溢れました。
妹も快く引き受けてくれて、これから沢山の書類を用意しなければいけません。
依頼人と代理母の契約書。
実の妹だと証明する戸籍謄本などです。
もちろん、移植をしたからといって必ず成功するとは限りません。
しかし、韓国の代理出産は格段に安く、日本での顕微授精と変わらないほどでした。
採卵から体外受精、培養凍結〜代理母への移植まで全て込みで100万程度でした。
大金ですが、なんとかしようと思います!
やるだけやりたいという思いです。
妹には本当に感謝しかなく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私達の事情で妹の人生に介入するのですからね。
私は私にしか出来ない事で妹をささえて挑戦するつもりです!
やっと一筋の光が出来たのです。
うちの優しい旦那さんに、子供を残せてやれるかもしれません。
応援してくれている全ての人にありがとうを言いたい、そしてこれからが本番。
妹と私達夫婦で頑張ります!