一年前のこの日に、私の母は息を引き取りました。
姉のランチコンサートへ、父と母の友人と向かう途中、
階段で転落して、入院して、
意識がはっきりしないまま、入院10日目に亡くなりました。
今だに、母がこの世に居ないのが信じられない、
実感がないのが本音です。
今でも時々、母の事を思い出すと、涙があふれてきます。
この日も、名古屋で向かう車の中で、
1年前の自分のブログを読み返していたら、
涙が出てきました。
当時は、なぜか自分でも落ち着いて、
その時の状況、思いを詳細に綴ることが出来ました。
だから、今読み返すと、
なぜあんなに落ち着いていられたのか、自分でも不思議なんです。
でも、人生の中で、数えるほどしかない、大切な人との別れの瞬間を、
自分の気持ちを、
残しておきたかった。。。
だから、今でも読み返すと、鮮明にあの時の事が思い出されます。
特に、母が亡くなった後に、病院に着いた時の状況は、
忘れられませんね。。。
あんな悲しい日から、丸一年。
母の一周忌が行われました。
12時からお寺で法要だったので、11時過ぎに実家に着くと、
兄と姉が着ていて、仏壇の花の手入れなどをしていました。
とりあえず、家に居てもやる事がなさそうだったので、
お供えなどを預かり、お寺に先に行きました。
兄夫婦が先に着いていて、控え室でお茶の準備などをしてました。
そこに、お寺の方がいらっしゃったんですが、
その方は、私の同級生とよく似てたので、ひょっとしたら。。。?と
声をかけたら、、、
やっぱり、小、中学生の時の同級生のお母様でした。
中学の頃、彼女がお寺の子だって知ってて、
1、2度境内まで遊びに行った事がありました。
で、母が亡くなって、ご先祖はこのお寺でやってもらっているって知って、
ご住職(40代ぐらいの男性)が家にいらっしゃった時も、
彼女の兄弟かな??とずっと気になってたんです。
お母様に伺ったところ、ご住職は彼女のお兄さんだそうで、
他に弟さんがいらっしゃるとの事。
結婚されて、お子さんが3人いるそうです。
彼女は現在、千葉に住んでいるそうですが、
まだ結婚して間もない頃、名古屋からわざわざ、
今住んでるとこの近くの評判の良い耳鼻科に来た事があり、
薬をもらおうと寄った、すぐ隣の薬局の受付で、
彼女にそっくりな人を見たんです。
まさか、こんなとこに彼女がいるわけない。。。と思ってたんですが、
この事を聞いてみたところ、
「あぁ~!!そうです。そちらにね、5年ぐらい転勤で住んでた事あるんですよぉ!!」
やっぱりそうだったんだ。世間って狭いなあ~と改めて思いました。
お母様とお話して、一度に、気になってた事がすっきりしました。
そんな事を話しているうちに、東京、岡崎から叔父さんたちが到着して、
お茶やら、お菓子を出して、しばし談笑。
12時になっても、何も言って来ないので、
とりあえず、本堂に移動。
が、、、一向に住職さんが現れない。。。
12時20分ごろ、車でご帰宅。。。
そうか、、、どこかのお葬式が入ってたのね。
そんなこんなで、12時半ごろから法要が始まりまして、
30分ぐらいで無事終了。
豊田の叔父さんと、おばさん達は全員欠席でした。
東京のSおばさんは、とっても元気で明るくて大好きなんですが、
ここ何年か、ご病気で、
来るのは無理だったようです。
場所を替えて、お食事は姉の家の近くのお店。
ここは、去年の6月13日に、
母と姉と3人でランチした最後の場所でした。
表の方は、何席がテーブルがあり、
奥に和室が。
その和室を全部貸し切り状態で用意されてました。
子供用のお食事♪

ハンバーグをメインに、茶碗蒸し、グラタン、お刺身など
こちらは大人の前菜♪

クリスマスツリーを型どった大根が可愛い♪
東京から見えた、たけおじちゃんのお皿に乗ってた
ナンテンの実が、他のお皿のよりも、とっても豪華で、
おじさんはすごい嬉しそうで、記念に持ち帰ってました。
一見、小さなサツマイモに見えるのは、
サツマイモをふかして、お芋の形に作り替えたものに、
紫の粉末(紫芋でしょうか?)を付けたもののようでした。
手が凝ってますねぇ~
父と、おじさんたちも盛り上がっておりました。

例の、岡崎の声のでかい、口の悪い、なおおじさんも全開!!
前に、甥っ子と姪っ子が座ってたので、標的になっておりました。。。

京都の大学時代から、路上ライブをやっている甥っ子は、
現在は東京の大学院生。春からは社会人です。
路上ライブは相変わらず続けているようですが、
その事をなおおじさんは
「路上ライブなんてね、馬鹿な連中がやるもんよ!!」
あらららら。。。
こちらのお刺身に乗ってた大きな菊の花は食用でした。
こんな大きな食用菊を見るのは初めてで、
食べてみたら、意外にあっさりとして食べやすいんですね。

まるで、小さなお池のようなお皿に乗ったお魚も美味しかったです♪

天ぷらは、珍しいのは紫芋と、、、なんだったかな?
鮭の白子だったかな?
珍しいものを食べさせてもらいました。

こちらのお肉は、ほおば味噌で頂きました。

もう一つ、蒸し物がありましたが、写真撮り忘れました。
ご飯は、麦とろご飯でした。

こちらも、めったに食べる機会がございませんので、
大切に頂きました。
なおおじさんは、米は無農薬の玄米しか食べない!!!
これは無農薬なの??と大声で言ったところ、
お店の方が「こちらの白米は無農薬です。私の父が作りました!!」と
ちょっとムッとしておっしゃってました。。。
でも、おじさんは、ちゃんと残さず食べてましたよ。
最後のデザートは、抹茶アイスと寒天、
シフォンケーキと、いちごと柿でした。

どのお料理も、細かい気配りで、とっても美味しかったです。
お店の方が、退屈してた子供達におもちゃを貸してくださいました。
混ぜまぜだった2色の球を、2つに綺麗に分けるというものでしたが、
約1時間かけて、りゅうが完成!!

達成感に満ちあふれておりました。

なおおじさんは、小瓶のビールを4本開け、口の悪さも終始全開でしたが、
そんな中、3時過ぎにお開き。
その後、母のお墓へ向かう予定だったのですが、
遅くなるからと、東京のくにおじちゃんと、たけおじちゃんは帰り、
姉の義父母も帰りました。
残ったメンバーでお墓を目指したのはいいけど、、、
もう季節は12月中旬。。。
5時には真っ暗になってしまいます。
「今から??マジで?? うちの母さんがおったら何言っとるかわからんよ!!」と
旦那が。。。
「ま、俺は、お母さんのお墓、まだ一度も行ってないからいいけどね。」
子供達には、こんな暗くなってからお墓に行ったのは、
おばあちゃん達には内緒だよ!!! と口止めしておきました。
確かに、、、こんな夕方からお墓に行く人も珍しいですね。。。
でもとりあえず、お墓をめざして、
どんどん辺りが暗くなる中、夕方、しかも土曜日の渋滞も重なり、、、
かろうじて、お墓の文字が読めるうちにお墓に到着できました。
みんなでお参りして、ここで解散。
次に会うときまで、
みんな元気でいてくださいね。
こんなバタバタの一周忌を
きっと、母は、
天国から笑ってみていたことでしょう。