「パリと香水展」③ | noelleの小さな幸せ♡

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すこしずつ書いています。

”パリ”とついているので、パリに存在する(した)ブランドがメインの展覧会。

グレーの印は過去に存在した店舗との事。ちょっと寂しい💦

 

今回は主役のフラコンを。

展覧会などでたまに目にするコティ社の香水テスターケース(1920年)

コティ社は1904年創業

「レフルール」1912年

元々はラリックが初めてラベルデザインを依頼され、紙では無くガラスプレートを考案。

バカラ社のボトルに貼って販売してヒットした物らしく、これはラリック社が後に制作した物との事。

コティ社のフラコンは瓶のデザインが素敵。

 

ゲラン社の「ロシアの革」(1947年)もバカラ製。

 

こうして並べると、何となくブランドのカラーってあるんだなって感じちゃいます。

 

私のお気に入りはこちらラブラブ

ピヴェール社のフラコンたち。

ラベルも可愛いし、蓋がクローバーとか、胸キュンポイントでした。

 

アールヌーヴォーもありました。

 

香水を香水商から買う時代から、ファッションデザイナーやブランドから香水が販売される様になったのは1904年のポール・ポワレと言われていて、その歴史はそう古いものではないとの事。

たくさんのブランドのフラコンから気になった物を数点。

スキャパレリさま、クセ強すぎて忘れられない笑い泣き

 

レールデュタン。

父が母へのお土産で買って来た物を、子供ながらに美しいと感じて母の鏡台へ行っては眺めていた記憶があります。

これがラリックとの出会いでした。

 

ショパールのダイヤモンドたち。

昔、母がハッピーダイヤモンドの時計をとても気に入ったのに、父に時計が見ずらいと反対され別の物にして後々まで後悔していたという記憶が(笑)

ショパールと言えばダイヤモンドって感じなのかしら?

 

サンローランは独特。

この形、どこかで見たな…と思ったら、けっこう最近見てました、印籠笑

宿題その2:サンローランの印籠

 

他にもたくさんのフラコンが並んでいたのですが、展示室を出て目に入って来たのがラリック!

よく見れば、いすやテーブルの点在する場所を囲む様に数々のお宝がキラキラ

こちらも撮影OKとの事でほぼ全部コンプリートして来ました。

 

ある展覧会でこの1点だけ撮影OKだったけど、暗いしガラスに阻まれて上手く撮れなかったラリックの「シダ」

 

撮影NGチームにあったラリックの「りんごの花」

 

19世紀の赤色ガラス小箱香水瓶セット

蓋に美しい建物が描かれているの、こんなの使ってたのどんな人なんだろ?

 

特に感動したのがこれ。

フラスコ型香油瓶 1~3世紀

2000年の時の間に化学変化で銀化したという、制作時には見られなかった美しい銀色。

以前、展覧会でこの美しさに魂を抜かれた記憶があります。

それ以降オークションなどで見てみたりして…。

やはり美しい物は値段があせるこれほどの美しい物はそもそも出て来ません。

写真では撮りきれない美しさ。

ぜひ、お近くの方は実物をご覧いただきたいハート

 

長々とここまで読んでいただいた方がいらっしゃるなら、本当に感謝です。

でも、もっともっと素敵がたくさん並んでいるんです。

「パリと香水展」は高砂コレクションギャラリーにて12/20まで開催中。

これだけの美が詰まった展覧会が無料。

会社訪問的緊張はありますが、素敵な展覧会でした。