モーニングジュエリー | noelleの小さな幸せ♡

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先日行った「真珠 海からの贈りもの」展のミュージアムショップで 素敵なアクセサリーが販売されていました。

アンティークのパーツに真珠を合わせた物との事でしたが 繊細な造りに視線が釘付けに…。でもお値段も素敵💦 私がミュージアムショップで販売している物として予想していた値段と1桁違っていたので…諦めました。

でも諦めが悪い私は 扱っていらっしゃるブランド名をチェックビックリマーク「ヴィクトリアン・ジェット」というブランドだそうです。

ジェットは パールや琥珀サンゴなどと同じく生物起源の生体鉱物で 和名は黒玉と言い樹木が化石化した物です。

ヴィクトリアンはヴィクトリア女王時代(1837~1901年)に英国で流行したスタイル。

今も花嫁さんの衣装として使われる白いウェディングドレスは ヴィクトリア女王の影響が大きいそうです。それまでも白い衣装は存在していましたが その数は少数。でもヴィクトリア女王が採用し オレンジの花冠と白いドレスという可憐な姿を見せた事によって 当時の富裕層の花嫁さんたちが競って取り入れ定着した物なんだとか。

長い事英国に君臨したヴィクトリア女王は 政治活動の他にも影響力があった様です。

結婚式の時に身に着けた物はホニトンレースに飾られた白いサテンのドレス。同色の靴。オレンジの花冠。トルコのスルタンから贈られたダイヤモンドのイヤリングとネックレス。そして最愛の夫アルバート公から贈られた美しいサファイアのブローチ。何ともロマンチックラブラブ

 

気性が激しい部分もあったらしいヴィクトリア女王ですが アルバート公との仲は良かったらしく9人の子供に恵まれます。アルバート公が腸チフスにかかり42歳で死の床についた際は アルバート公が「gutes Fraüchen(私の可愛い小さな奥さん)」と呼びかけ 女王は「Es ist Fraüchen(貴方の小さな奥さんですよ)」とキスをし 亡くなった後は泣き崩れたのだとか。本当に愛し合っていたのですね。

そんな最愛の夫を亡くした女王は それから亡くなるまでの40年もの間ずっと喪服で通したそうです。

その服に合わせたジュエリーがモーニングジュエリーと言われているジュエリー。このジュエリーに主に使われていたのがジェットでした。

女王はアルバート公の喪中には 仕える者や謁見する女性たちにもジェットを身に着ける様に言い渡したそうです。

 

Wikimedia Commonsより

ジェットで作られたヴィクトリア時代のモーニングジュエリー

 

この影響により一般の人の間でもモーニングジュエリーが大流行します。イギリスのウィットビー地方のジェットは この時期に取り尽くされてしまい ジェットは幻の石となってしまたくらい…。

現在もジェットを使った新しい商品は見かけますが これらの石は中国で1990年代に発見された物が多いみたいです。私もだいぶ前に葬儀用にネックレスを作りましたニコニコ

 

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ブランド名から思い出した モーニングジュエリー。

急に黒いアクセサリーを作りたくなって作りました。

 

先日 引っ越した事も知らずに再訪してしまったビーズショップの 引っ越し前のショップで買ったパーツも開封しました。800円 税込み840円…消費税が5%の時代に買ったヴィンテージのラインストーン。どんだけ寝かしてたんでしょう(笑)

 

縦に使った方がシックリ来る気がします。

女性の横顔が老眼でハッキリ見えなくて…上下が判らないあせる

 

カメオパーツの周りを現行品のグラスパールで囲み ホイップしたみたいなヴィンテージのオートクチュール服飾パーツ(刺繍用パーツ)をその周りに置いてみました。このパーツ お星さまみたいで可愛いラブラブ

ペアシェイプのブラックスピネルを合わせてみたら プチッと豪華?

 

あれこれ 並べては直して…完成。

 

ヴィンテージの刺繍用パーツをもう1種追加して 寝かせてあったラインストーンも使って…ブラックスピネルはしずく型のスモーキークォーツへ変更しました。

本当は細いベルベットのリボンに通した方がそれっぽい気もしましたが 肌に問題アリなのでシルクのリボンで我慢。

 

ん~。でも色は真っ黒が良いので 今度買って来ようと思います。

 

見たい本を出す為に 本を掘り出した隙に入り込んだnoelle。

 

そう言えば 遺骨をダイヤモンドにしたりパールにしたりする会社があるみたいで 愛する毛深い家族が亡くなった時に宝石に変えて大切にする方がいるとニュースで見た事があります。

これも現代のモーニングジュエリーなのでしょうね。

まだ先の事とは思いつつお値段を調べた事があるのですが やはりなかなかのお値段でした叫び

あたりまえか…。