今日から、12月。


いよいよ、2010年最後の月になってしまった。


一年の早さを改めて思い知る瞬間となる。



今年一年を、振り返ってみる。。



…昨年は、“アイツ”との運命的な出逢い、ズタズタの恋愛、


大好きな先生を、もっと好きになった年。



そして今年は…、



最愛の父が他界した年になってしまった…。


私にとって、父は 唯一無二のかけがえのない存在。



…私には、上に二人兄がおり、私は末っ子の一人娘。



自分で言うのも何だが私は、父に本当に可愛がってもらえたと思う。



しかし、“可愛がってもらう”のと


“甘やかされる”のとは、全く違うのだ。



私は、甘やかされた経験がない。



叱られる回数は、数知れず。



時には、ドンブリが飛んで来る事もあったり(笑)…




16の頃、二日間 無断外泊をした時は、


本当に父に心配をかけ、哀しませてしまった。


金銭面でも、決して甘えさせてはくれなかった。



兄は、車を買ってもらったり好き勝手にやってたのに、



私は百円すら貰えない…。



何で?何で?一人娘って、もっとお嬢扱いなんじゃねえの?



私の中で、激しい憤りが暴れまくった。



しかし、それは全て

父の私への最大の愛情の表れだったのだ。



その事がわかったのも、ずっとずっと、後になってから。




父の愛情は、私の中で永遠に消え失せる事はない。




昨年の今日。



ふと、何をやってたのかなと思った。



昨年の受信メールを一つずつ 辿ってみる。



「2009年12月1日」



父とのメールのやりとりが そこに残されていた。。。



ちょうど、抗がん剤投与の為 入院していた父が退院した日だった。



“今、ナースステーションにいるよ。後で”


そんな普通の、なんてことのない内容のメールだった。



しかし、私は何とも言えない想いでいっぱいになった…。



一年という月日は、


たった365日。



いや、やっと365なのだろうか…?



その中に起こる様々な出来事は、自身の人生の中で、永遠に色褪せる事のない歴史に変わる。。



不思議であり、切ない現実。



今夜は、父と呑もう。