平素より、龍谷大学男子ラクロス部に関わって下さる全ての方々へ御礼申し上げます。
4回生 DF #66 弘田光之介 です。
引退ブログを書くことを忘れていて言いたいことは決起ブログで言ってしまったので4年間を振り返れればと思います。
第1章 弘田さんラクロス部入部~4回生がスタート編
龍谷大学への進学が決まった時に、僕は兄が在籍しているラクロス部への入部を決めていました。他にやりたいことがある訳でもなかったので何となくで入った。それだけでした。1年の時は1部リーグで戦う龍谷を見て自分たちもこの舞台で戦っていくのだろうと思っていましたし、それ相応の練習をすることは出来ていたと思います。
2回生になると人数の都合もあり、全ての試合でスタメンとして出させて頂きました。ただ試合に出ることしか出来ず、自分で流れを変えることも出来ず、と流れるような1年を過ごしました。
3回生になると周りのほとんどが後輩で、先輩として試合に望むことになりましたが、4回生が何とかしてくれるだろうと他人事のようにしている部分もありました。そして迎えた入れ替え戦では、負けがほぼ決まっていた最後に自身は相手を追いかけるのを辞めてしまうなか、先輩は飛び込みながらも追いかけていました。何回も同じ動画を見て自分に腹が立った。失礼なことをしてしまった。色んな感情が溢れ出てきて、同じ過ちは二度としないと自身に約束をしました。
最後の年も3部。正直所属リーグなどは下回生の時は気にしていませんでしたが、試合数も少なく、注目度も低いので面白さが少なかったです。同じ思いをもう1年、後輩にさせたくないという思いと、たった3人しかいない最上回生という立場になり、初めて自分で組織的にも動くようになったと思います。4回生だけど主将は3回生。関わり方が難しく感じ、悩みながらも空回りしながら進み始めました。
第2章 まさかのポジション変更〜どうしよう編
新チーム初めてのイベントは「つま恋」です。
新2、3回生中心の試合とのこともあって、新4回生の僕はする人がいなかったSSDFのポジションを穴埋めとしてやってみました。
そして、つま恋から帰ってきてからの試合でもSSDFをやる機会が増えていきました。正直つま恋だけだと思っていたのですぐにロングに戻れると思っていました。
ワガママを言えばロングを持てたかもしれませんが、自分がロングとして、4回生として、圧倒的な力を持っていなかったのが原因と分かっていたため何も言えませんでした。不貞腐れている時期も少しあり、今になってずっとやってきたポジションを捨てるということに、プライドが邪魔をしていました。SSDFからロングへの転向をしている先輩が毎年いましたが、その人たちも同じような気持ちだったのかとも考えました。
考えるうちにひでさんから送られてきた、
「どっちもやればええやん」
この言葉があり、「まあええか」となりました笑。
第3章 リーグ戦開幕偏
気がついたら始まっていたリーグ戦。
あっという間でした。まだやりたいことがあった、という気持ちがありつつのスタートでした。
大教、桃山と順調に勝ちを重ねて迎えた公立戦。3対3と同点で終わりそうだった試合展開の中で、自分がキャッチミスをした。あんな所でミスをしたことはなかった。
自分がしたキャッチミスから失点した時は思わず膝から崩れ落ちた。
最高学年として自分なりに背負ってきたものがあるし、この1点が原因で1位通過ができなくなり、3部残留になったらどうしようと考えたり、自分の甘えてきた部分だけが思い浮かび、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
涙が出てきて前が見えなかった。
結局この失点が原因で3部2位という結果になった。
しかし、この試合結果がチームに火をつけることになってくれたことは間違いない。もう一度全員が今までを振り返り、入れ替え戦までの準備に取り掛かることが出来た。それでも公立戦以降絶対に勝てるという所までチームを持っていけたわけではない。怪我での離脱など、心配事の多いなかで当日を迎えた。
自分の出来ることはやってきた。それだけは信じた。
第4章 入れ替え戦編
当日の朝、勝てる気がした。
何故だかは分からないけど母親にも「今日の試合は勝てるのか」と聞かれた際に「なんか勝てそうな気がする」と答えて家を出た。
競技場につきアップが始まると「これで最後か…」と感じた。試合が始まる前にウィングラインから観客席に向けて深々とお辞儀をして試合に臨みました。最初こそリードを取られてしまいましたが逆転し、最後のあおいがボールを持って逃げてる時にはもう泣き始めており、試合が終わると号泣しました。げんさんが近づいてきた時に思わず肩の力が抜けました。肩の荷がおりたのだと思います。去年の失敗を今年は活かすことができ、相手を追いかける、必死に絡みつこうとする力が、勝ちに繋がったのだと思います。
最後に
後輩たちへ
今年は全員の頑張りがあって昇格できました。本当にありがとうございました。来年は2部の舞台となり、相手はさらに強くなります。羨ましいです。僕ももう一度、2部の舞台、可能であれば1部の舞台で戦ってみたかったです。ラクロスに割く時間は十分だと思うので、今年は“質”の部分をもう少し求めて頑張って下さい。来年昇格戦を観に行けることを楽しみにしています。
たけへ
背番号引き継いでくれてありがとう。来年何やってるか分からんけど自分の与えられたポジションで、たけのセンスを発揮して下さい。
あおいへ
1年間お疲れ様でした。拓人と似てて抜けてるところが多いですよ笑。チームを引っ張っていく中で4回がいることはとてもやりにくかったと思うけど、最高の終焉を今年は迎えることができました。本当にありがとう。来年は鼻につく弘田さんが居ないので思う存分暴れてください。
あやねへ
あなたのおかげで今年のチームは成り立ってました。ありがとうございました。雑務の殆どを請け負ってくれて助かりました。言われたこと全部できてなかったりして迷惑かけた部分もあったと思うけど来年も頑張って下さい。
さとるへ
また飯いこか。


