おすすめオカルトコミック『黒鷺死体宅配便』』(くろさぎしたいたくはいびん) | 怖いBLOG

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久々におもしろいオカルトコミックを見つけましたので、紹介します。


タイトル『黒鷺死体宅配便』』
    (くろさぎしたいたくはいびん)
ジャンル『オカルトホラー』


概要
それぞれ特技をもった某仏教大学の学生5人が、望まぬ形で死を迎えた依頼人(死体)の望みを聞き、報酬と引き換えにその願いを叶えていく新感覚ホラー漫画。

イラク戦争、堀江貴文、赤ちゃんポストなどの時代を風刺したネタや、中国奥地の達者、コインロッカーベビー、杉沢村などの都市伝説を元にしたネタがある。

文庫版1巻、単行本6巻に外伝『松岡國男妖怪退治』(まつおかくにおようかいたいじ)が掲載された。「やいち」の少年時代が描かれている(とされるが、詳しい関連性は明らかにされていない)。

『多重人格探偵サイコ』同様ハリウッドで映画化される予定がある。

2007年に秋田県及び福島県で、2009年には長崎県で青少年保護育成条例に基づく有害図書に指定されている。




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黒鷺死体宅配便 1
黒鷺死体宅配便2
黒鷺死体宅配便3
黒鷺死体宅配便4
黒鷺死体宅配便5
黒鷺死体宅配便6
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黒鷺死体宅配便9
黒鷺死体宅配便10
黒鷺死体宅配便11
黒鷺死体宅配便12
黒鷺死体宅配便13




登場人物

【黒鷺死体宅配便メンバー】


唐津九郎(からつ くろう)
主人公。死体に触るとその死体の声(残留思念)が聞こえるという、イタコ(に近い)能力を持っている男性。自身に憑く謎の霊「やいち」の力を借用して死体を動かすこともできる。日頃は無気力だが正義感が強く、困っている人は放って置けない性格。東北地方出身。スキンヘッドなのだが、ケレエレスに「ハゲ」呼ばわりされている。
「千代田仏教大学」の卒業生なのだが、肝心の就職先が無かったため、佐々木達と共に「黒鷺死体宅配便」を立ち上げる。


沼田真古人(ぬまた まこと)
唐津の相棒。金や水脈は発見できないが、死体を発見することができるダウジングの能力を持つ男性。性格は単純で情に弱く、おばあちゃん子。しかし、いつも金欠なせいか金にがめつい所がある。群馬県出身。長髪で常にサングラスを着用している。メンバーの中で一番背が高く、素手でトラックのフロントガラスを叩き割る程の腕力がある。ほとんどの場合、車の運転は彼が担当している。
ダウジングは6歳の時にプロの我妻(あづま)から教わったもので、常に着用しているサングラスも我妻から「男は人前で涙を見せるものじゃない」という理由で譲り受けた物である。実は我妻からダウジングを教わった訳は、死亡した家族(父、母、兄)の遺体を捜し出すためなのだが、死亡した理由は未だ明らかになっていない。彼はこの事実を「黒鷺」のメンバーに打ち明けずに隠している。
唐津同様、同仏教大学の卒業生なのだが就職先が無かったため「黒鷺」に勤めている。


佐々木碧(ささき あお)
「黒鷺」の発案者及び実質的なリーダーを勤める女性。「黒鷺」の前身であるボランティアグループ「友の会」の会長も務めていた。特殊な能力は持たないが、いつもインターネットやハッキングなどで情報収集をし、裏から唐津達に命令を出している。他にも、唐津達とは違い「黒鷺」を営む傍ら、大学院で臨床心理の勉強をしている。
15年前、幼少時に両親と末妹を殺害されており、その後は親戚に引き取られた。引き取られる前の苗字は斎藤(さいとう)。唯一生き残った家族である長女の姉がいるが、そりが合わない故に仲は良くなく、お互い疎遠している。
基本的にクールで事務的な性格。スタイルが良く、一見すると美人。数々の危機を唐津と「やいち」に助けられてから、唐津に惹かれていっているようだ。


槙野慧子(まきの けいこ)
エンバーミングの資格を持った女性。アメリカに留学し、資格を取得した数少ない日本人の一人。そのため英語も堪能である。性格は明るく、いつも沼田相手にちょっかいを出している。メンバーの中では最年少かつ一番小柄で、実年齢よりも極端に若く見える。
小学生の頃、自分の目の前で母親が踏切に飛び込み自殺した過去を持つ(父親は不明)。そのショックから生前の母親の顔を思い出すことができなかったが、谷田とケレエレスの能力により母親の姿と再会することができた。
唐津達とは違い、現在も同仏教大学の学生である。米軍基地でのエンバーミングや、映画の撮影現場で特殊メイクなど、ユニークなアルバイトを数多く行っている。


谷田有志(やた ゆうじ)
左手に付けたマペットを通じて宇宙人と交信するチャネリングの能力を持つ男性。前髪で両目が隠れている。都市伝説にも詳しい。性格は気弱で大人しいが、時々周りが見えず暴走することがある。他のメンバーと違い役に立つことが少ない、自分の能力にコンプレックスを抱いていた。
小学校6年生の時、父親が車内に排気ガスを引き込んだ一家心中を図ったことで天涯孤独の身となる。自らは自分の席の窓が少し開いていたため助かったが、両親と妹は死亡してしまっていた。そのため、ケレエレスが唯一の親友であり家族の一員となっている。
唐津同様、同仏教大学の卒業生なのだが就職先が無かったため「黒鷺」に勤めている。一時期脱退し「楡セレモニー」に就職したが、その酷い経営方針についていけず「黒鷺」に出戻った。その際に知り合った睦美に惚れていたが、フラれてしまった。


ケレエレス
宇宙人。谷田の左手に付いているマペットに憑依して、話をしたり体を動かしたりしている。谷田とは対照的な賑やかな性格でお喋り。いつも一言多く、沼田や唐津を怒らせている。時々、全てを悟っているかのような口調で話をしたり、危険を察知したりしていることから、何か特殊な能力が備わっているようである。「(自分は)プレアデス星人で、転生を繰り返し宇宙霊の最高位にあたる宇宙意志となった」と自称している。谷田と共に落語めいた技を披露しているが、あまりウケない。
憑依しているマペットは谷田が死んだ彼の妹と遊んでいた物で、名前も二人がそのマペットに付けていたものである。


やいち
唐津に憑く謎の霊。唐津曰く「古い知り合い」。強力な霊能力を持ち、「黒鷺」のメンバーの危機を何度も救っている。彼は何者なのか、何故唐津に憑いているのか、全てが現在不明。
キャラクターのモデルは『うしろの百太郎』のキーマンでもある守護霊と思われる。


【協力者たち】


笹山徹(ささやま とおる)
新宿区役所の福祉課の第一係長を勤めている男性。元殺人課の刑事なのだが、坊主頭に派手なスーツという格好からヤクザにしか見えない。右足が義足でいつも金属製の杖を突いて歩いている。頭の左斜め上に大きな傷痕がある。外国人が多い新宿区に勤めているため、中国語、英語、スペイン語、タガログ語などの外国語が話せる。区役所に転職した動機は、刑事時代に余りにも残酷な場面に遭遇しすぎて嫌になったから。ドケチでいつも「黒鷺」に面倒な仕事をただで押し付けてくる。しかし、メンバーが困っている時に助けてくれたりと世話も焼いてくれている。
余談だが、原作者が同じ大塚英志の作品である『多重人格探偵サイコ』『探偵儀式』『とでんか』に同名のキャラクターが出てくる。この作品の笹山は彼自身の(おそらく『探偵儀式』後の)未来の姿だと思われる(『サイコ』のエピソード内の出来事を、過去に自身が経験したことだと語っている)。


香山ジェニー(かやま - )
精神科医の女性。佐々木のゼミの講師で、過去に佐々木が両親を殺されたショックでPTSDになった時の主治医。死体を見て驚くのに、唐津の能力を見ても驚かない変わった性格の持ち主で、佐々木曰く「何か根本的なとこが抜けている人」。TV出演の依頼が来るほどの美人だが、実は笹山と同い年。精神科医になった理由は、死体を見るのが嫌なのと、手先が不器用だったから。
『探偵儀式』第4巻で、作中のラジオに声だけ登場している。
キャラクターのモデルは香山リカだと思われる。


菊池結(きくち ゆい)
女性看護師。亡くなった人の声が一言だけ聞けるという、唐津同様のイタコ体質の持ち主。10年前に起きた旅客機事故の唯一の生存者で、イタコの能力もその事故がきっかけで身に付いたものである。医療という仕事をしながらも迷信を信じており、二つを割り切れずに迷っている。唐津とはお互い似たような能力を持っている者同士、惹かれあっている。その様から、佐々木に嫉妬が入り混じった複雑な感情を向けられている。


でん寺の和尚(でんでらのおしょう)
東京のゴミ捨て場にある寺「でん寺」の和尚を名乗る男性。行き場所を失い捨てられた老人の死体を供養している。遠野生まれ。
ちなみに「でん寺」とは、「遠野物語」に出てくる「デンデラ野(姥捨て山)」を元につけた名前。


笹山停(ささやま とまる)
笹山徹の又従兄弟。大山田村の観光課長代理を務める男性。外見が徹に瓜二つ。しかし彼の場合は左足が義足で、頬の右斜め下に傷痕がある。服装も普通の地味なスーツで、性格も徹に比べて穏やかで気前がいいなど、色々な面で正反対と言える。


秋葉零児(あきば れいじ)
心霊専門の探偵を名乗る男性。霊銃「迦具土」で霊を成仏させることが出来る。直接霊を見たり、心霊写真を撮ることも出来る。その彼の力のおかげで唐津は「やいち」の容姿を知ることができた。
作画の山崎峰水の過去の作品『MAIL』の主人公。本作ではゲスト主演として登場。


ライナ・ゴーン
アメリカのオハイオ州にある大学で法昆虫医学を学んでいる女性。夏休みに群馬の山奥で出合った「黒鷺」のメンバーに興味を持ち、唐津達の大学に交換留学でやって来た。イナゴの佃煮が好物でいつも食べている。しかし、カタツムリは苦手なようだ。


飯島一也(いいじま かずや)
自作の特殊なAEDを使って、死者を数時間だけ蘇生することが出来る青年。この装置を使って死者を生き返らせ、死者が最期にやり残したこと(主に復讐)をさせていた。このような行為を行っていた理由は、あくまでも彼が少年時代に起こした殺人事件への罪滅ぼしである。事件を起こした当時、マスコミにより顔も名前も世間に晒されてしまったため、現在も一つの街に留まることは出来ずマウンテンバイクで街を転々としている。


マナベ
笹山の元部下で、現在は地方の派出所で駐在をしている男性。「六部殺し」という伝説に関わっている家系の子孫で、それが原因で恋人のロシア人女性ターニャ・カラマーゾフとの結婚を彼女の身元引受人から反対されていた。しかし「黒鷺」やパッシブの活躍によって最終的に結婚は許されたようだ。
笹山同様、大塚作品の常連。『多重人格探偵サイコ(ドラマ版、戯曲版)』『探偵儀式』にも笹山の部下として登場している。


【「やいち」関係者】

???
強力な霊能力を持つ謎の少女。「やいち」の母と手を組んでおり、「やいち」を消そうとしているが、理由などは不明。
ツギハギ男に同行する大きなリボンを付けた少女というキャラから、モデルはピノコと思われる。


頭白慎吾(ずはく しんご)

元東京都監察医務院の監察医。顔に「やいち」の物とそっくりな大きな傷跡がある。昔、都内で起こった連続殺人事件の犯人(この事件は笹山が最初に担当した事件)。自分で殺した死体を自分で検死解剖していた。置き手紙で呼び寄せた笹山に銃で撃たれ死亡し故郷に土葬されたはずだったが、殺人や自殺の現場専門の清掃会社「白鷺死体清掃サービス」の一員として潜伏、「鈴木 一郎(すずき いちろう)」を名乗り生きていた。???と同じく唐津と「やいち」を消そうとしているが、その理由は現在不明。
顔の傷跡、一部だけ白髪という髪型、医療関係の職業から、モデルはブラック・ジャックと思われる。


「やいち」の母
かつて「やいち」を身ごもっていた女性。既に故人だが霊体となり、実の息子である「やいち」を消そうと企んでいる。同じ霊体の部下を率いている。
文庫版1巻に掲載された番外編に、黒鷺姫(くろさぎひめ)という顔が同じ女性が登場している(関係は不明)。


泣き女のばあさん(なきおんな - )
泣き女をしているお婆さん。谷田のアイデアで一時期「黒鷺」のメンバーと泣き女の仕事をした。彼女が泣くと葬式に出席している人々がみな哀しい気持ちになり、涙が溢れてしまう。唐津の過去(出生)に関係があり、「やいち」の母とも関係があるようだが、現時点では不明。


井上伸次郎太(いのうえ しんじろうた)
元ホームレスで現在は施設に入所している80歳ぐらいの老人。「黒鷺」のメンバーが施設を訪れていた際に自然死していた。大杉田村という都市伝説上にしか存在しないと思われていた村の出身。何十年か前に戦争中南京大虐殺を経験した友人がノイローゼになり、村の人々を次々と殺害してしまい、彼はその友人を自らの手で殺害するという過去を持つ。その時、彼が保護した赤子の傷跡が「やいち」の物と酷似しているが、現時点では関連性は不明。
名前の元ネタは『少年エース』編集長の井上伸一郎だと思われる。


テンコちゃん
沼田が新たに借りた部屋の屋根裏で死んでいた女性。久保千春(くぼ ちはる)という女性の娘らしいのだが、生まれてからずっと彼女の家の天井裏で育てられていた(そのため死体発見時、足が未発達だった)。しかし母である久保が頭白に殺されてしまい、テンコも餓死してしまう。唐津達に母を殺した犯人を教えた何日か後に火葬されるが、途中で突然動きだし唐津に「やいち」への恨み言を言いながら襲い掛かってきた。その前夜に霊安室に忍び込んだ頭白がテンコに言った「呪いの元凶」というものが関係しているらしいが、それが何なのかは現在不明。
なお、「テンコちゃん」とは彼女の死体から出た体液で天井裏に出来たシミを見て、そのシミに槙野がつけたあだ名。


【楡セレモニー】


楡(にれ)
巨大葬儀企業「楡セレモニー」の社長を勤める男性。キザでイヤミな性格。12年前通り魔に3歳の娘の命を奪われ、娘を守ろうとした妻もナイフで体中を傷付けられ植物人間になってしまう。犯人は無論死刑になったが、彼の気は納まらなかった。この経験が元で「不倶戴天」を思いつき今にいたる。
唐津の能力に興味があり、一時期「黒鷺」と合併を考えていたが断られてしまった。その後も対立したままだが、間接的に唐津達の協力を行う。


楡睦美(にれ むつみ)
楡の養女で、死者を生き返らせる「反魂の術」という能力を持った少女。しかし、その力は未熟で完全に死者を蘇らせることは出来ず、蘇らされた死者は時間が経つと理性が消え凶暴化してしまう。
彼女の父親は何人もの命を奪った殺人犯で死刑が確定している。父の死刑後その死体を蘇らせるために、楡の考えや「不倶戴天」について良く思ってはいないが手を貸していた。しかし裏では「不倶戴天」の犠牲者を再び蘇らせ、その時の参加者を襲わせ命を奪うという酷い行動をしていた。ついには谷田を利用し「不倶戴天」の妨害を図るが、紆余曲折の末に今の状況を割り切ることにした。


中井石丸(なかい いしまる)
「楡セレモニー」の顧問弁護士で、楡の部下の一人である白髪の老人。右目が斜視になっている。
原作の大塚英志による『多重人格探偵サイコ』の小説版に同名の弁護士が登場するが、関連性は不明。


死戸(しぬへ)
「楡セレモニー」の新しいスタッフ。漢方医とエンバーミングの資格を持つミイラ師。体中包帯だらけの大男。吃音の癖がある。当初は不気味な感じだったが、本当はひょうきんな性格の様で冗談も言う。「黒鷺」のメンバーには協力的。
実は彼は江戸時代に漢方医に輸入されたミイラで、あの世に入るための「死者の書」が盗掘で失われたため成仏出来なかったのを、睦美の力で蘇らせてもらったらしい(それを裏付けるかの様に、体を覆う包帯の裏側にはエジプトの古代文字がびっしりと書き込まれている)。本人は火傷の痕を隠すためだと言っているが、定かではない。


【樹海郵便局】


小泉純太郎(こいずみ じゅんたろう)
「樹海郵便局」で局長を勤めていた男性。曾祖父の代から続く郵便局が郵政民営化で潰れかけていた為、樹海を利用した新サービス「幽パック」を行っていた。しかし、地元業者の談合の証拠を知っている死体と話をし、それを見ていた地元業者に口封じとして殺されてしまう。
名前の由来は郵政民営化を進めた張本人である小泉純一郎元総理から。


森口雪子(もりぐち ゆきこ)
「樹海郵便局」で局員を勤めている女性。イタコ能力を持つが、「根付きの巫女」で、樹海の中でしかこの力を使えない。自殺者の死体から「幽パック」の注文を受けていた。純太郎とは相思相愛だった様子。純太郎の死後、悲しみから立ち直り一人で郵便局を切り盛りしている。


ジュンイチロー
純太郎の愛犬。樹海内で死体を捜す役割をしていた。飼い主が死んでしまった後、雪子の下で飼われているようだ。
名前の由来は純太郎と同じく、小泉純一郎元総理から。


【筑波大学 ロボット工学科】


富野(とみの)
「筑波大学」のロボット工学科の男性生徒。パワードスーツ「お助け君」制作チームのリーダー格。『機動戦士ガンダム』オタクで、パワードスーツも人が着用するモビルスーツ型にしようとこだわっている。
名前はアニメ監督の富野由悠季から。


手塚(てづか)
「筑波大学」のロボット工学科の女性生徒。パワードスーツ制作チームの紅一点。『鉄腕アトム』オタクで、パワードスーツも電子頭脳が持つ自立型にしようとこだわっている。
名前は漫画家の手塚治虫から。


永井(ながい)
「筑波大学」のロボット工学科の男性生徒。パワードスーツ制作チームのムードメーカー。『マジンガーZ』オタクで、パワードスーツもパイルダーオンが出来るスーパーロボット型にしようとこだわっている。
名前は漫画家の永井豪から。


【ゲストキャラクター】

山川(やまかわ)
アイドルグループ「ドキッ娘」の元メンバー山川有希(やまかわ ゆき)の父親。父親でありながら娘に性的虐待を行っていた。彼女を自分の手から奪った彼女の恋人、藤沢冬也(ふじさわ とうや)を憎んでいる。最後は自殺した娘の死体に拘束された挙句、同じく自殺した藤沢の死体に血を顔面に吐き掛けられる。「黒鷺」のメンバーに自首すると言ったらしいが・・・。


筒井啓(つつい けい)
槙野の留学時代の先輩。当時は一番技術がある優秀なエンバーマーだった。現在はヘアサロン「イマジン」の若き経営者兼美容師をしている男性。しかし、その実体は連続殺人犯で、何人もの女性を殺害後バラバラにして、その死体の一部と別の死体の一部とを繋ぎ合わせて楽しんでいた(本人曰く「完璧な死体を造るための芸術活動」)。最後は犠牲者たちの報復が原因で発狂。


柳川洋士(やながわ ようじ)
保険会社「第三生命」の保険数理課でアクチュアリーを勤めている男性。彼が持っている手帳とパソコンに入っている特殊なデータから、個人の死亡確率を出すことが出来る。それを利用してその人が死ぬ可能性が高い所に呼び出し、死亡させて高額の保険金を手に入れていた。最期は「やいち」の干渉によって「黒鷺」メンバー抹殺に失敗した挙句、上空を飛んでいた旅客機から外れたボルトが左目に直撃したショックで増水した川に転落、殺害した共犯者の遺体諸共川の藻屑と化した。


渕上一平(ふちがみ いっぺい)
15年前、佐々木の家族を殺した罪で死刑になった殺人犯。しかし実際は父親しか殺していなかった。その後「不具戴天」の場で睦美の力によって生き返るが、林に殺された姉と対面し、理性を失い暴走してしまう。最後は谷田の活躍で再び天へと昇った。


林達夫(はやし たつお)
「日本富士見大学病院」の外科医で次期院長候補。佐々木翠の婚約者。右手の人差し指の先にホクロがある。実は15年前に佐々木の母と妹を殺した真犯人。渕上一平の姉、和子(かずこ)も殺していた。15年前の研修医時代に渕上一平の体内に手術器具を残すという医療ミスをしてしまい、それを揉み消す為に翠に接近。「楡セレモニー」の「不倶戴天」を利用して手術器具を取り除こうと考えた。最後は罪状が明らかになり、全てを失い投獄される。


佐々木翠(ささき みどり)
佐々木碧の姉。過去の体験によるショックから、精神年齢が低い状態で止まっている。髪を染めており、ゴスロリファッションの服を愛用している。林と知り合ってからは、林の指示を絶対に断れないほど彼に依存してしまっていた。林が殺人犯であったことを知った後の詳細は不明。


ハミド・アル・ムハマド
日本に不法入国していたイラク人男性。湾岸戦争後、日本に出稼ぎの為不法入国していたが違法の臓器売買組織に拉致され、生きたまま体中の臓器を抜かれていた。その後なんとか抜け出しイラクに帰ったがイラク戦争が始まっており、自爆テロに巻き込まれて死亡。しかし死体はアメリカ兵の物と共に日本の米軍基地に運ばれてしまい、彼は「故郷に帰りたい」と唐津に懇願する。唐津は彼の願いを聞き、彼の死体をバグダッドの家族の元へ届けた(家族はそのお礼にフセイン元大統領の肖像画を唐津にくれた)。


自殺バトルロワイアル参加者の一人(じさつ - さんかしゃ - ひとり)
金に困っている人や自殺志願者等が互いに保険金を掛けて殺し合い、生き残った参加者が死んだ参加者の保険金を手に入れられるというルールのネットサークル「自殺バトルロワイアル」の参加者の一人である男性。小太りで下の歯を矯正している。特殊警棒と鉈で襲う。サークルの実体を暴く為に囮になった谷田を殺そうとした。最期は唐津と沼田に追い詰められ、自害する。その後、ネットサークル自体も記憶喪失になってしまった別の参加者(の死体)の依頼に応じた「黒鷺」によってその存在が白日の下に晒されてしまう。それまでは、サークル参加者5人を殺したらしい。


布草鷹四(ぬのくさ たかし)
死体を研究する機関「布草蘇芸生物保存実験工場」の所長を名乗る男性。その実体は日中戦争時に人体実験を行っていた日本軍の特殊部隊、731部隊の生き残りの子孫で創った秘密組織のリーダーであった。仲間と共に生きた人間の人体実験を繰り返し、その成果やデータなどをいろいろな国に売っていた。人体実験に快感を覚える真性のサディスト。最期は実験の犠牲者達の報復にあい、部下諸共皆殺しにされる。


山田静(やまだ しずか)
秋葉の依頼人である死亡し霊となった女性。臨月を迎えたある日、彼女の学生時代の友人であった大久
保幸枝(おおくぼ ゆきえ)に自分の夫との不倫関係からの怨みで殺されてしまう。その時、胎内にいた
子供が産まれてしまう。大久保は子供を殺そうとしたが、霊となった静は大久保にとり憑き自身の子供を育てさせていた。しかし大久保は一瞬我に返り、子供を殺し遺体をコインロッカーに捨ててしまう。最後は秋葉の力で成仏し、大久保本人も警察へ出頭し逮捕されたようだ。


ペットショップの店長( - てんちょう)
ペットショップ「648」の店長を勤める男性。世界各地から輸入禁止の生物を持ち込んでネットで違法に売りさばいていた。レウコクロリディウムと呼ばれる寄生虫の亜種に寄生されたカタツムリを食べてしまい寄生虫に寄生されてしまう。寄生された後は目が芋虫のように飛び出しているという形相で電柱に登り、「鳥になりたああああい。」と言いながらカラスに両目を啄ばまれ死んだ。


西村(にしむら)
「千代田仏教大学」でエジプト考古学を教えている男性教授。発掘作業で毎回借金をしてしまっていたため、不特定多数の人間を殺害・利用して造ったミイラの偽造品を販売し金を集めていた。真相が判明した後、ミイラたちに襲われる。


氷室冬助(ひむろ とうすけ)
クライオニクスサービス企業「ハバマコーポレーション」の社長を名乗っているが、実際は詐欺師の男性。冷たい場所に入ると「冬眠(眠っている間は食事を摂らなくても平気で、年も取らない)」出来るという特異体質の持ち主。23年前に富豪達を騙し金を手に入れ、時効が完成するまで20年間冬眠していた。時効完成後ヨーロッパへ高飛びしたが、殺されそうになって怒りが頂点に達した唐津たちが持ち込んだ、富豪たちの生首に追い回され、金と生首諸共クレバスに転落、氷漬けの憂き目にあった(しかし、上記した通り彼は低温化では冬眠出来るため、その生死は不明である)。


黒谷沙織(くろたに さおり)
30年前「和製オードリー・ヘップバーン」と呼ばれ、世を魅了しながらも電撃引退した伝説の女優。実は死者の声を聴ける「聴耳」という能力を持っていた。???によって殺害され、遺体は娘である叶にES細胞として利用されていた。それを止めさせるために人面疽となって訴え、最後は娘である叶を助けて欲しいと「黒鷺」のメンバーに頼み、体共々炎に消えた。


叶香(かのう かおり)
美容整形医院「叶クリニック」の女院長。伝説の女優である黒谷そっくりの耳に整形するというビジネスを行っていた。しかし実態は死んだ黒谷の遺体をES細胞として使い、生みだした彼女と同じ耳を患者に移植するというものだった。実は黒谷の隠し子で、実母である黒谷には歪んだ愛情を持っており、そこを???達に利用された。「黒鷺」のメンバーに実態を暴かれた後は、黒谷の遺体と共に焼身自殺を図るが、沼田に助けられた。


船橋昆布(ふなばし こんぶ)
巨匠と称される大映画監督。しかし、最早それも過去の栄光で、現在は助監督の小山(こやま)に全てを任せきっている。3度目のリメイク映画『猿神家の一族』撮影中に小山が暴走し、スタッフやキャストを殺害する事件を起こしたが、それが原因でかつての撮影意欲が復活した。
モデルは映画監督市川崑と、自らによるリメイクが話題になった映画『犬神家の一族』。しかし、実際の市川監督は制作意欲に溢れていたし、『犬神家の一族』も漫画のような酷い映画ではない。


柳礼(やなぎ れい)
「千代田仏教大学」の女子新入生。入学式の日に唐津に声をかけられ、それが縁で「黒鷺」の新メンバーになる。しかし実は彼女は既に自殺した故人であり、後悔の念から入学式に現れた幽霊であった。「黒鷺」のメンバーに真相を話した後、天へと昇って逝った。この後、名義上だけではあるが、正式な新メンバーとして迎えられた。


金有(かねあり)
結婚プランナー会社の社長を勤める男性。俗に言うヒルズ族で、TVなどにも出演する有名人。しかし裏では経済ヤクザをバックに、違法行為で会社を大きくしていた。奉納された絵馬に描かれている人間は命を落とすという呪いの神社を使い、生きた人間を死人にし死者と結婚させるという新たな裏ビジネスで金を稼いでいたが、最期は犠牲者たちと同じように絵馬に自分を描かれ部下共々呪い殺された。


フリーター青年( - せいねん)
美大出身なのだが就職先が見つからず、ネットカフェ難民になってしまっていた男性。金有にムサカリ絵馬の絵師として利用されるが、彼の悪事を唐津に話したことで金有の部下に射殺される。その後、唐津に蘇らされて絵馬に金有と部下達を描いた。


ゆりり
人気のロリータアイドル。天然でおっとりとした性格を装っているが実際は気が強く、今の自分が演じているキャラクターにも不満があった。そのため贈り物を送ってきたファンにも暴言を書いた手紙を送り返したりしていた。それが原因で自殺した熱烈ファンの妹によって「ひとりかくれんぼ」の標的にされてしまったが、それが元でそれまで自分が売っていたキャラクターを捨てて、自分本来の性格で売り出していくようになった。
原作が同じ大塚英志の『とでんか』第1巻の第2話に名前だけ登場している。


押井間盛(おしい まもる)
日本江末府大学光学研究所に勤めていた研究員。覗きを楽しむために光学迷彩を開発したが、その成果を横取りしようとした研究所の先輩研究員である石川(いしかわ)に殺害されてしまう。その後「黒鷺」の協力で石川から光学迷彩の実験データは守ることはできたが、本人は霊になっても成仏できず変わらず覗きを楽しんでいるようだ。
名前はアニメ監督の押井守から。


蓑和吾郎(みのわ ごろう)
菊池が勤めていた老人介護施設で死亡した老人。生前は「政界の地獄耳」と呼ばれ、政局が動く時には政治家がこぞって彼を頼った程の人物。実は「聴耳」という特殊な聴力を持っており、戦時中は同様の能力を持った少年を集めた部隊の隊長だった。しかし聴耳を持った少年達は日本が戦争で負ける事を知ってしまったため、箕輪は彼らを殺害してしまう。自らも自害しようとしたが助かってしまい、鼻眼鏡に葉巻の匂いのする男から手を貸すよう頼まれる。その後は日本再建に力を尽くした彼だが、いつしか政治家の道具になったことを憂い、「黒鷺」に自らの死体と殺害した少年兵の耳を耳塚に埋葬するよう依頼した。


生田(いくた)
笹山の旧友にあたる刑事。息子、生田純(いくた じゅん)がジャンキーの若者による傷害殺人事件に巻き込まれ脳死状態となり、その殺人犯への復讐を考えるようになった。飯島の力を借り、純の手による復讐を行ったが、実は殺人犯よりも(ミュージシャンになることを反対していた)父を憎んでいた純に襲われる。その直後に心不全を起こしてしまうが、飯島に救助され、純を真意を知り和解、その後は正気に戻ったようだ。


パッシブ
定年になったため引退したオスの元警察犬。引退後はマナベの下で飼われるはずだったが、「NPO法人 平成人道協会」の名を語って密入国や麻薬の裏取引を行っていた鳥越信吾(とりごえ しんご)の計画を暴こうとしてしまったために、彼の部下に殺されてしまう。しかし後に唐津の力で蘇り、鳥越たちの悪事を暴くことに協力した。実は同僚のメス犬との間に子供を作っており、この子犬たちはマナベとターニャの下に引き取られることになった。



私は携帯電子コミックで見ましたが、絵も綺麗なので見やすく、社会を風刺した濃い内容なのにシンプルでわかりやすく、グロさもあり久々に当たりマンガを見つけた気分になりましたので、今回紹介させていただきました。

興味のある方はご覧ください。




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