小さい頃の遊びで「だるまさんがころんだ」ってのがありましたね。
この掛け声はどうやら地方によって違いがあるようで、
関東では「だるまさんがころんだ」
関西では「坊さんが屁をこいた」
九州では「インド人のくろんぼ」。
この3つにはある共通点があります。
「だるまさん」「坊さん」「インド人」。
これらはすべて、仏教に関する言葉なのですね。
そして「だるまさんが、ころんだ」「坊さんが、屁をこいた」「イント人の、くろんぼ」。
これらの下の句は、上の句に対する悪口になっています。
これはどういうことなのかというと、これらは仏教に対する呪いの言葉ではないか?といわれているそうです。
日本という国は珍しいことに、仏教と神道という二つの宗教が混在していますね。
神社に行った後、お寺にいくなんてこともよくあります。
でも日本人はあまり深く考えないんですね。
もともと日本は神道の国でありましたが、そこに仏教がインドから伝わってきました。
となると神道側は、仏教を潰したいと思いますね。
そこで仏教の悪口として、
「だるまさんがころんだ」「坊さんが屁をこいた」「イント人のくろんぼ」
を子供たちに遊びとして広めて、子供たちがこれらの呪いの言葉を発することで、仏教を衰退させようとした。それがいまでも残っているといわれているんだとか。
ちなみに、お寺でこの遊びをすると、坊さんに怒られるのですが、神社でこの遊びをすると、神主さんは、「元気だねえ」とお菓子をくれる、なんて話も。