2012年12月23日地球滅亡 | 怖いBLOG

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2012年人類滅亡説(にせんじゅうにねんじんるいめつぼうせつ)とは、マヤ文明において用いられていた暦の一つ長期暦が、2012年12月21日から12月23日頃に一つの区切りを迎えるとされることから連想された終末論の一つである。

21世紀初頭のオカルト雑誌や予言関連書などで、1999年のノストラダムスの大予言に続く終末論として採り上げられているが、懐疑的な論者はマヤ暦の周期性は人類滅亡を想定したものではないと反論をしている。学術的にもマヤ人の宗教観や未来観を知る上で意味があるとしても、それが現実に対応するものとは考えられていない。




マヤ文明では歴史は繰り返すという観念があり、異なる周期を持つ複数の暦が用いられていた。また暦のなかには一つの周期の終わりが滅亡に結び付くと考えられていたものもあったらしく、マヤ文明衰退の一因にこうした終末観の影響を挙げる者もいる。ただし、衰退要因としては有力視されなくなっているとも指摘されている。

マヤ文明で用いられていた暦の一つ、主に碑文などで用いられていた長期暦はある起点日からの日数で表わされておりその周期は13バクトゥン(187万2000日)であった。長期暦のグレゴリオ暦への換算は様々な計算法が確立されているが、現在有力視されているのはGMT対照法である。

ニューエイジ思想などにおいてマヤの暦と2012年を結び付けることは、ホゼ・ アグエイアス(英:Jos? Arg?elles)の著書『マヤンファクター』によって2012年12月21日に「新しい太陽の時代」が始まるとされたことで広まった。エイドリアン・ギルバートの著書『マヤの予言』の影響を指摘する者もいる。日本では特に1999年の恐怖の大王に関連したブームの後に、次の終末論としてオカルト関係者がさかんにとりあげる題材になっている。

もっとも最近の日本のスピリチュアル系マスコミでは2012年はアセンションの年であり人類の全滅が予言されたものではないという説も見られる。滅亡の年が近くなったときにトーンダウンする傾向は、1999年の恐怖の大王の時も同じであった。

このテーマを広く知らしめる上で大きな影響力を持ったホゼ・アグエイアスは様々な批判にさらされたが、自身の仮説が考古学におけるマヤと関係のない旨を『マヤンファクター』の序文に記している。その上で、自分の説は「銀河のマヤ」のものだと主張している。


マヤの神話はディエゴ・デ・ランダの焚書の影響などにより、現存する資料が少ない。しかしながら、現在残されている『ポポル・ヴフ』などからはマヤの世界観が破滅と再生の周期を持っていたとされている(ただし、この説に否定的な論説も存在する)。

その世界観では現在の世界は第5の時代にあたっており、先行していた4つの世界はいずれも何らかの要因で滅んだとされている(それぞれがどのような要因で滅んだかは、資料によって違いがある)。それらの世界の周期は各13バクトゥンとされていた。こうした世界観はメソアメリカでは典型的なもので、アステカ人の神話にも見られる。アステカやトルテカの神話・宗教観との類似性についてはマヤが影響を及ぼしたのか、それらが古典期のマヤの宗教観に上書きされたものなのか諸説ある。

長期暦の現サイクルの始点である紀元前3114年には世界はおろかメソアメリカ限定ですら何らかの大規模な天災地変の痕跡を見出すことはできないため、この年代は歴史的な理由というよりも神話上の起源として想定されたものであると考えられている。この始点を設定したのは紀元前3、4世紀ごろの神官たちであったと推測する者もいる。

なお『チラム・バラムの書』には中世ヨーロッパでのペスト流行、ナポレオン・ボナパルトの登場、第二次世界大戦など世界史上の大事件が予言されていたと主張するオカルト関係者もいる。これについては具体的な年代指定に欠ける文言を事後的にこじつけているだけに過ぎないとする懐疑的な反論があり、学術的にもそのような読み方は支持されていない。



この年の5月20日に最大規模と呼ばれる金環食が起こり、この時太陽・地球・月、さらにこれに加えプレアデス星団までが正確に地球と一直線に並ぶという天文学的に稀な現象が発生すると主張する者もおり、その日が12月22日の滅亡に向かう契機と解釈するものもいる。また、フォトンベルトと関連付けるものもいる。なお、2012年5月20日(日本時間では5月21日)の金環食は特に長時間継続するような特別なものではない。この食は九州・四国・本州の太平洋岸を通過し、それらの地域で早朝に中心食を見る事ができる。

ほかに太陽活動の極大期が2012年頃に当たっており太陽嵐が発生する可能性があることから、ギルバートのようにこれと関連付ける論者もいる。だが、これについては1957年にほぼ同程度の活動があった時も特に人類滅亡には繋がらなかったとする反論が寄せられている。それに対して地球の磁気圏で見つかった巨大な穴により、今回は大きな被害に結びつくと指摘するものもいる。

また1999年に向けたブームがそうであったように、年代の明記されていない予言を2012年と結び付けようとする者たちもいる。例えばホピ族は独特の予言体系をもっていることで知られるが、終末論的な伝承を2012年と結び付けようとする動きがホピ族の一部にもあるという。しかしながら、こうした結び付け方については学習研究社のオカルト雑誌『ムー』の記事において否定的見解を持って取り上げられた。ほかに聖書、クルアーン、ミドラーシュ、易経などと関連付ける論者もいるようである。

なお21世紀に予言者を自称する者には人類の8割が滅亡する時期を2043年におくジュセリーノ・ダ・ルース、2012年に特に言及のないまま西暦3000年までの予言をしているジョー・マクモニーグルのように2012年に人類が滅亡するという立場と一致しない予言をする者もいる。また自称「未来人」のジョン・タイターは2036年から来たと主張していたが、彼によれば2015年に米露をはじめとする主要国の核戦争が起こったという。





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